ひと月前の話で恐縮だが、この記事を読んで、「アンディ・グリーンバーグの『Tracers in the Dark』、やはり邦訳は出ないのかねぇ」とつぶやいたところ、まさかの著者から「興味のある日本の出版社をご存じだったら紹介いただけるとありがたいんだが!」という返信をいただいてしまった。
If you know of a Japanese publisher who’d be interested I’d be grateful for an introduction!
— Andy Greenberg (@agreenberg at the other places) (@a_greenberg) April 7, 2024
アンディ・グリーンバーグというと、ロシアのサイバー戦争の内実に迫る『サンドワーム ロシア最恐のハッカー部隊』の邦訳が昨年出ているが、その彼がその次に出した Tracers in the Dark に興味ある日本の出版社ありませんか?
その内容は、実は Wired.jp で一部読める。
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正直、クリプト+犯罪がテーマの本は邦訳が出にくいようで、難しいかなとは思う。
「シルクロード」を取材したニック・ビルトン『American Kingpin』も21世紀最大の詐欺をやらかした「クリプトの女王」についてのジェイミー・バートレット『The Missing Cryptoqueen』も邦訳は出ていない。
実は、7月にはアンディ・グリーンバーグの新作 Lords of Crypto Crime が出る。書名をみる限り、新作のテーマもクリプト+犯罪のようだ。