伊藤雅浩さんの投稿で知ったのだが、『棋譜に著作権はあるのか』という本が6月に出るのを知る。
書名になっている「棋譜に著作権はあるのか?」というのは、ある意味将棋界においてもっとも厄介な問題である。なぜか?
結論を書けば、基本的に「棋譜に著作権はない」に落ち着くと思うのだが、ならば将棋の棋譜を何の制約もなく好きに利用してよい、となってしまうと将棋のタイトル戦の興行を主に独占するスポンサー(主に新聞社)にとって打撃となってしまう。
ネット時代になり、棋譜をいち早く解説する動画配信者が問題視され、一部訴訟にもなっている。
本書は裁判所がどのような根拠に基づき、どの範囲で棋譜を保護するとしているのかを明らかにするとともに、将棋界の発展とファンの自由の調和という観点から、バランスのとれた棋譜利用ルールのあり方を提言します。法律家のみならず、棋譜をめぐる論争に関心のあるすべての将棋ファンに開かれた一冊です。
棋譜に著作権はあるのか - 弘文堂
これは将棋ファンとして読んでおくべき本だろうな。

