映画『ランボー』は言うまでもなくシルヴェスター・スタローンの代表作だが、制作当時、スタローン自身これで俺のキャリアが終わりだ、とネガフィルムを買い取って燃やしてしまいたいと思いつめるくらい出来が悪く、映画はお蔵入りの危機にあった、というのは知らなかったな。
その危機をどうスタローンが救ったかという話だが、スタローンは編集で主人公である自身の台詞を大幅にカットすることを提案したという。主人公を寡黙にして場面に緊張感を与え、ベトナム帰還兵として警察から不当な扱いを受けるランボーというキャラクターの悲劇性を高めた。
それだけで3時間半もあったフィルムを93分まで刈り込めるとは思わないが、ただのマッチョなアクション映画ではなく(意外に知られてないが、第一作でランボーは誰も殺してない、よね?)、「社会に拒絶された男の悲劇」として評価されることになったのである。
原作並びに最初の脚本では、ランボーは死ぬ設定だった。↑の動画にもその削除されたエンディングが含まれているが、テスト試写で観客に極めて不評で、スタローン自身も戦争の後遺症に苦しむ帰還兵たちに対して「死が唯一の出口である」という絶望的なメッセージを送りたくないと考え、結末に変更したそうな。
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