なんちゅう企画や……と思いつつも、カズオ・イシグロが好きな映画は気になるところである。
カズオ・イシグロには「列車映画」にこだわりがあるようだ。
はっきりさせておこう。「列車映画」とは、単に中盤に印象的な列車のシーンがあるだけの映画ではない。ましてや、タイトルに「列車」や「特急」という言葉が入っているだけで、それが列車映画になるわけでもない。駅のホームを舞台にした報われない恋物語は列車映画ではないし、主人公が列車の屋根の上で戦ったり、車体の側面に危なげにぶら下がったりする映画もまた然り。
そうなのか。その彼が選んでいるのは以下の10本。
- ジョセフ・フォン・スタンバーグ『上海特急』(1932年)(asin:B0081PA0R4)
- ウォルター・フォード『南欧横断列車510』(1932年)
- アルフレッド・ヒッチコック『バルカン超特急』(1938年)(asin:B004NORUI4)
- イェジー・カヴァレロヴィチ『夜行列車』(1959年)(asin:B07HHGF38L)
- シドニー・ルメット『オリエント急行殺人事件』(1974年)(asin:B00DACN6AQ)
- アンドレイ・コンチャロフスキー『暴走機関車』(1985年)(asin:B00013F696)
- エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ『明日へのチケット』(2005年)(asin:B000NIVIPK)
- ブラッド・アンダーソン『暴走特急 シベリアン・エクスプレス』(2008年)(asin:B002QBT34K)
- ポン・ジュノ『スノーピアサー』(2013年)(asin:B00D7VHQYW)
- ユホ・クオスマネン『コンパートメントNo.6』(2021年)(asin:B0CGRKR1H2)
カズオ・イシグロは古い映画好きやなー。恥ずかしながら、ワタシが観たことがあるのは『バルカン超特急』と『オリエント急行殺人事件』だけだったりする。『暴走機関車』や『スノーピアサー』は観ないといかんな。
