予測市場サービスで Polymarket に続く代表的な Kalshi の CEO であるタレク・マンスールが WIRED のインタビューに答えている。
このインタビューを受けた理由は明確で、「カルシ」や「ポリマーケット」などのアプリは投資を装ったギャンブルであるといった非難(ついに予測市場を規制する州も出てきた)に対し、我々のサービスはギャンブルではなく、社会に良い影響をもたらしていますよと宣伝することにある。
そこでワタシが思い出したのは、404 Media が『デザインされたギャンブル依存症』の邦訳があるナターシャ・ダウ・シュールへのインタビュー「かくして世界はカジノになった」である。
当然ながらというべきか、このポッドキャストでも「予測市場とギャンブルの日常化」について語られている。
歴史的に投資とギャンブルは近いものではあるが、今はスマホ一台で誰でもどこでもあらゆる対象に賭けられる環境ができてしまっている。
そうなると、例えば、選挙を市民としての判断ではなく、ただの賭けの対象と捉える人がでてきて、政治への向き合い方が変質してしまう問題があるわけだ。
そして、このインタビューでは、ソーシャルメディアのアルゴリズムによって「依存の設計」が広がっていることへの懸念も語られており、これなど「ソーシャルメディアは死なない。ただゾンビとして残るだろう」につながる話である。
そして、我々の日常生活がこの「依存の設計」により操作されていることをナターシャ・ダウ・シュールは問うている。
正直、日本には Polymarket や Kalshi などの予測市場は広まらないでほしいと思う。


