デヴィッド・カープが『Muskism』という新刊について書評を書いたよ、と紹介しているエントリである。
Muskism って何だ? どうやらイーロン・マスクについての本みたいなので、これは「マスク主義」という意味? しかし、「マスキズム」って最近、どこかで読んだことがあるな……と記憶を辿り、思い出したのが↓の文章である。
なるほど、『グローバリスト:帝国の終焉とネオリベラリズムの誕生』(asin:4560093989)や『破壊系資本主義――民主主義から脱出するリバタリアンたち』(asin:462209830X)の邦訳がある歴史学者クィン・スロボディアンの新刊というわけか。
これは話題になるだろうなと調べたら、なんとこの本、『マスキズム 新たな独占の時代』として先月邦訳が出ていた。
原書が4月に出た本の邦訳が5月って目茶苦茶早い仕事じゃないか! すげぇな、おい。
飛鳥新社は、よほどこれが売れると見込んで作業を進めたのだろう。
ワタシも『破壊系資本主義』の名前を「AIによる民主主義の巻き返しは可能か」で触れているが、そういえば本書のもう一人の共著者ベン・ターノフの前作『Internet for the People』のことも「ティム・バーナーズ=リーのオープンレターを起点に改めて考えるインターネットの統治」で評価してたんだよな。「人民のためのインターネット」を求めていた彼が、イーロン・マスクによる独占を題材にしなければならないのも時代の必然なのか。


