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『Make: Technology on Your Time Volume 08』発売

『Make: Technology on Your Time』日本版紹介ページに Volume 08 の情報を追加。

Make: Technology on Your Time Volume 08

Make: Technology on Your Time Volume 08

今回も二本だけである。なお、目次において、コリィ・ドクトロウの文章タイトルに誤植があるらしいので一応お知らせまで。

ブッシュ政権による科学の歪曲を暴いた著者の新刊『非科学的なアメリカ』

Slashdot 本家の「どうしたら科学の人気を再興できるか」というストーリーで、Unscientific America という本を知った。

Unscientific America: How Scientific Illiteracy Threatens our Future

Unscientific America: How Scientific Illiteracy Threatens our Future

この本の共著者であるクリス・ムーニーはベストセラーとなった『The Republican War on Science』(asin:0465046762)の著者で、この本については WIRED の「ブッシュ政権による科学の歪曲」を暴く本という記事が詳しい。

新刊がタイトルからして『The Republican War on Science』の後を継ぐ本であるのは明らかで、アメリカ合衆国における科学リテラシーの危機を訴える本である。

最近も米国における根強い進化論への反発が話題になったが、こういうアメリカの現状をはっきり知らしめる上でこの本の邦訳の需要はあるんじゃないか。

【職場では】一発撮り+ヌードなビデオの傑作【閲覧注意】

ワタシは一発撮りビデオの緊張感が好きなわけだが、最近はこれに被写体が裸になることでさらにテンションをあげる傑作ビデオが出てきた。

これは多くの人の度肝を抜いたし、何より PV として良くできている。いくつものパロディー作品を生んだのも納得できる。

さすがにこれを超えるものはそうないだろうと思っていたら、RockMusicFan.net の MTV Video Music Awards 2009 全受賞作品集の中にとんでもないものがあった。Breakthrough Video 賞を獲得したビデオである。

堂々のモザイク入りである。全裸の二人の清清しい表情といったら! そしてすっかり放心状態のところにそのオチか! とんでもねービデオだよ、これは。

Matt and Kim という二人組についてビタイチ知らなかったが、これは忘れられないな。

Grand

Grand

バッファロー・スプリングフィールドから辿るウェストコーストロックの歴史

今日のAmazon980円劇場は大げさなタイトルをつけてしまったが、最近バッファロー・スプリングフィールドが結成されたきっかけが「1966年、新しいグループを結成しようと思ったが連絡が取れないまま諦めていたニール・ヤングとブルース・パーマーの乗った黒い霊柩車と、スティーヴン・スティルスとリッチー・フューレイの乗った白い車が、渋滞した対向車線で運命的な出会いをした」という本当かよ、と言いたくなる話を知ったことで書きたくなっただけである。

Last Time Around

Last Time Around

バッファロー・スプリングフィールドではセカンドアルバムが最高傑作とされているが、値段が折り合わなかったのでラストとなるサードアルバムを挙げておく。セカンドほど評価は高くないが、ワタシ的には結構好き。その理由はアルバム全体がリッチー・フューレイのトーンでまとめられているからで、逆に言うと、ワタシはあんまりスティーヴン・スティルスが好きでないようだ。

バッファロー・スプリングフィールド解散後、スティーヴン・スティルスニール・ヤングクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングCSN&Y)、リッチー・フューレイとジム・メッシーナが Poco に移ったのは御存知の通り。

Poco

Poco

さてその Poco だが、日本では人気は低いが1968年の結成以来、現在まで(!)活動が続いているカントリーロックの代表的バンドで、ランディー・マイズナーとティモシー・B・シュミットというイーグルスの二人のベーシストを輩出したことでも知られる。

このように歴史の長いバンドだが、リッチー・フューレイの Poco という意味ではセルフタイトル作であるセカンドアルバムが一番か。

Loggins & Messina

Loggins & Messina

ジム・メッシーナが Poco 脱退後にケニー・ロギンスと組んだのがロギンス&メッシーナで、彼らのアルバムでは最初の二枚がお勧めだが、今ファーストアルバムの音源が手元にないので、「ママはダンスを踊らない」のヒット曲を生んだセルフタイトル作のセカンド(Poco と同じですな)を挙げておく。

軟弱なイメージがあるが、今聴くと割とストレートなロックである。

You're Only Lonely

You're Only Lonely

次に Poco 脱退後のリッチー・フューレイ、そしてクリス・ヒルマンとサウザーヒルマン・フューレイ・バンドをやったり、何よりイーグルスのメンバーとの深い親交で知られるJ.D.サウザーの代表作。

ロイ・オービソンを意識したタイトル曲ともどもヒットした当時は AOR じゃないかとバカにしていたが、今聴くと結構良いアルバムだなと素直に思う。

The Byrds - Greatest Hits

The Byrds - Greatest Hits

最後に時代はさかのぼるが、CSN&Y のデヴィッド・クロスビーやクリス・ヒルマンが在籍したバーズも取り上げておく。彼らの場合、アルバム毎に結構振幅があるので、ここはベスト盤を挙げておく。ロジャー・マッギンのディランの曲からサイケからカントリーロックまで12弦ギターで対応し続ける柔軟さには驚く。

元々はこうした西海岸生まれの音はワタシの好みではないのだが、以前は軟弱と毛嫌いしてきたカントリーロック的な音が心地よくなってきたことに最近気付いた。やはりこれも年齢的なものなのだろうか。

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