2021-01-01から1年間の記事一覧
ブレイディみかこ『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』を著者より恵贈いただいた。ヨーロッパ・コーリング・リターンズ: 社会・政治時評クロニクル 2014-2021 (岩波現代文庫 社会 330)作者:ブレイディ みかこ岩波書店Amazonこの本は2016年刊行の『ヨーロ…
www.jpcert.or.jppiyolog.hatenadiary.jp先週は Apache Log4j の脆弱性問題が大きな話題となった……と過去形で書いてはいけないのかもしれない。危機はまだ続いている。今回、脆弱性の破壊力のヤバさとともにクローズアップされたのは、今日、多くのビジネス…
voicy.jp佐々木俊尚さんの「毎朝の思考」で面白そうな本を知った。ニュースクール大学の人類学の教授である Shannon Mattern の新刊『A City Is Not a Computer(都市はコンピュータではない)』である。A City Is Not a Computer: Other Urban Intelligence…
調べものをしていて、マイク・アイザックの Uber 暴露本の邦訳『ウーバー戦記』が出るのを知った。ウーバー戦記: いかにして台頭し席巻し社会から憎まれたか作者:マイク・アイザック草思社Amazonウーバー戦記:いかにして台頭し席巻し社会から憎まれたか作者…
2021年も終わりである。今回が今年最後の更新になる。今年もパンデミックが続いたため自室のパソコンの前で過ごす時間も長く、例によって音楽を聴く時間も長かったので、2021年のベストアルバム選みたいなのをやってみようと思った。のだが、また一つアデル…
もともとブログを更新する予定はなかったのだが、困った問題が起きているため、この場で共有させていただきたい。少し前に Twitter で話題になったブログがあり、ワタシはそのブログを RSS リーダ(Feedly)に登録しているはずなのに、更新があがっていない…
皆さん、ケヴィン・マクロード(Kevin MacLeod)という音楽家をご存知だろうか?恥ずかしながらワタシは知らなかった。そのケヴィン・マクロードのドキュメンタリー映画 Royalty Free: The Music of Kevin MacLeod が作られている。このトレーラーの冒頭、ケ…
doctorow.medium.comコリイ・ドクトロウの書評で知ったが、Rewiring America の共同創始者として知られる発明家、起業家ソール・グリフィス(Saul Griffith)が Electrify という本を出していた。Electrify: An Optimists Playbook for Our Clean Energy Fut…
今年ブログで新刊本を取り上げていて、この本もこの人が訳しているのかと思うことが何度かあり、まとめておこうと思った次第。翻訳数が多いだけではなく、自分のアンテナにひっかかる本が多い、というのがポイントになる。ワタシの場合、どうしてもフィクシ…
ラストナイト・イン・ソーホー ブルーレイ+DVD [Blu-ray]トーマシン・マッケンジーAmazon以下、公開中の作品の結末まで触れているので、ネタバレを気にする人はご注意ください。エドガー・ライトの新作というだけでも観に行く理由になるが、主演が『ジョジョ…
(細かい異同はあるがほぼ)現在のラインナップでは、2015年12月、2018年12月に続くライブとなった。こうして書くと、きっちり3年ごとに来日公演が実現していることに気づくが、今年夏に年末の来日公演が発表されたとき、正直行くかどうかかなり迷った。なに…
www.wikiart.orgScripting News 経由で WikiArt.org を今更知る。はてなブックマークを見ると、2012年には既に話題になっているので、今まで知らなかったのが恥ずかしいレベルかもしれない。たまたまエドワード・ホッパーの画が引用されていたので、ワタシも…
www.techmag.jp佐渡秀治さんのツイート経由で TechMag.jp のことを遅ればせながら知った。 1960年代から2000年にかけて、日本の半導体やコンピュータ技術は飛躍的に進歩し、技術雑誌がそれに貢献しました。 デジタル化して絶版をなくし、誰もの手に届く所に…
www.hayakawabooks.comキャス・サンスティーン『入門・行動科学と公共政策』を取り上げたとき、『NOISE』について「来年あたり邦訳が出るに決まっている」と書いたが、2021年中に出るとは! さすが早川書房、仕事が早い。NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか…
www.slashfilm.comかつてはハリウッド映画の台詞の99%が理解できた。しかし、この10年ほどの間に、その割合は著しく低下しているのに気づいた。映画館で映画を観てて、台詞がまったく分からないことすらある。家で映画を観るときには、ストーリーの重要な部…
講談社サイエンティフィクの横山さんから『ディープラーニング 学習する機械~ヤン・ルカン、人工知能を語る~』を恵贈いただいた。ディープラーニング 学習する機械 ヤン・ルカン、人工知能を語る (KS科学一般書)作者:ヤン・ルカン講談社Amazonディープラー…
Talks at Google に、CNN の新型コロナウイルス報道に出ずっぱりだった印象があるサンジェイ・グプタが登場している。彼が出演したニュース映像は CNN のサイトで見れるし、CNN のポッドキャスト Chasing Life や Coronavirus: Fact vs. Fiction ニュースレ…
davitrice.hatenadiary.jpTwitter の検索機能を使って調べたところ、自分がベンジャミン・クリッツァーさんの存在を認識したのは2017年のようだが、意識して読むようになったのは2019年以降である。特に印象に残っているのは、例えばマイケル・サンデル『こ…
www.shogi.or.jp将棋の名人戦の挑戦者を決めるA級順位戦が、5回戦まで終了し、斎藤慎太郎八段が負けなしの5連勝で、昨年に続く2年連続の名人戦挑戦に向けて快調である。さて、最初にA級順位戦について「名人戦の挑戦者を決める」と書いたが、誰が名人の挑戦…
リスペクト ブルーレイ+DVD [Blu-ray]ジェニファー・ハドソンAmazon生前のアレサ・フランクリン(アリーサ・フランクリン)が、伝記映画で自身をハル・ベリーが演じるのを希望しているという話を何かで読み、それはないだろうと思ったものだが、その死後、ジ…
shujisado.com本当はブログの更新予定ではなかったのだが、感想を書くつもりの本を読み終わるのに思ったより時間がかかりそうなのと、何より佐渡秀治さんの渾身の退職エントリがすごかったので、予定を変更してこちらを取り上げておきたい。ワタシが佐渡秀治…
wikimediafoundation.orgなぜかまったく話題になっていないので取り上げておきたい。ウィキメディア財団が企業や団体向けにウィキペディアやウィキメディアのプロジェクトのコンテンツを容易に再利用できるようにする製品を手がける Wikimedia Enterprise を…
edwardsnowden.substack.comエドワード・スノーデンのニュースレターなのだけど、人民服を着て習近平の本を抱くマーク・ザッカーバーグの画にまず笑ってしまった。それでタイトルが Cultural Revolutions(文化大革命の複数形?)とくれば、これは Facebook …
vis.sciencemag.orgBoing Boing で知った Elemental haiku が面白い。これ自体は2017年8月に Science のサイトで公開されたページだが、知らなかったねぇ。元素周期表の各元素にマウスポインタを持っていくと、その元素に対応した俳句が表示される。つまりは…
www.wired.comこの記事自体は2020年末に公開されたものだが、過小評価されている映画と言われると気になるということ、そして、ここに挙げられている映画を見事にワタシ自身観てなかったので取り上げておきたい。各映画の評価については原文にあたっていただ…
翻訳日記: 人類の歴史をもう一度書き直したら 昨年9月に惜しくも亡くなったデヴィッド・グレーバーの新作 The Dawn of Everything(考古学者のデヴィッド・ウェングローとの共著)が出るのを、恥ずかしながらこれを読んで初めて知った。The Dawn of Everythi…
調べものをしていて、ジェフ・ベゾスが著者の本が来月出るのを知った。Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writingsダイヤモンド社AmazonInvent & Wander――ジェフ・ベゾス Collected Writingsダイヤモンド社Amazonジェフ・ベゾスとウォルター・アイ…
カート・ヴォネガットが亡くなったのは2007年だから、もう14年になる。彼の死後、本格的な評伝『人生なんて、そんなものさ』が出たが、彼のかなりダークな面も描かれており、一部の遺族から内容に異議が唱えられている(参考:荒野に向かって、吼えない…)。…
www.vice.com日本での興行成績は物足りない感じだったものの、本国では無事にヒットしてパート2制作が正式決定した『DUNE/デューン 砂の惑星』だが、この話はちょっと驚いたね。『DUNE/デューン 砂の惑星』の脚本を執筆したのは、『フォレスト・ガンプ/一期…
www.bbc.comkingink さんのツイートで知ったが、43か国の206人から集計した今世紀のテレビドラマのランキングである。この100選の中でワタシが観たことがあるのは以下のあたり。 2. マッドメン 3. ブレイキング・バッド 9. The Office(本国版) 13. ツイン…