当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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Music

伝説のロック評論家レスター・バングスの伝記本が出るのに驚いた

tower.jp主に1970年代に活躍した音楽評論家レスター・バングスの伝記本『レスター・バングス 伝説のロック評論家、その言葉と生涯』が出るとのことだが、いやぁ、驚いたねぇ。英米の音楽評論家が出した本の邦訳が出ることは確かにある。しかし、音楽評論家の…

今週の来日公演の前にエルヴィス・コステロの全アルバムを辿る

nme-jp.com今週、エルヴィス・コステロの来日公演が行われる。残念ながら、田舎暮らしのワタシは行けないのだが、先月より、彼についての日本語情報と言えばここというべき COSTELLOG において、来日カウントダウン企画として1日1枚ずつ行われる彼のアルバム…

ローリー・アンダーソンがルー・リードのAIチャットボットを作成したって!?

www.theguardian.comローリー・アンダーソンというと、少し前に過去のパレスチナ支援表明を大学側が問題視したため、芸大の教授職を辞退なんて遺憾なニュースがあったが、ルー・リードの言葉やスタイルを模倣する AI チャットボットを作成しており、「私は完…

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア

ジョナサン・デミの『ストップ・メイキング・センス』については、かつて史上最高の音楽映画に選んだのをはじめ、このブログでもこれまで何度も讃えてきた。ワタシは今50歳だが、この映画をリアルタイムには体験していない。ワタシの故郷の田舎では公開され…

シェイン・マガウアンが亡くなる30年以上前、かなりその近くまで来ていた頃の話

nme-jp.com旧聞に属するが、昨年ザ・ポーグスのシェイン・マガウアンが亡くなった。現代英国でもっとも愛されるクリスマスソング「ニューヨークの夢(Fairytale of New York)」をはじめとする代表曲で知られるが、訃報を受けてアイルランドの大統領が追悼の…

ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンが1976年に共演したライブ音源を聴く

きっかけは Facebook で、ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンの4人がステージで演奏する写真を見たことだった。キャプションに1976年とある。パティ・スミスがデビュー作の傑作『Horses』(プロデュースはジョン・ケイル)を…

2024年、ロバート・フリップ先生のお言葉をあらためて噛みしめる

昨年末のクリスマスにロバート・フリップ先生が短い動画を公開している。 奇妙で不確かな時代には、時に理性的な人は絶望してしまうかもしれない。 しかし、希望は理屈ではなく、愛はこれよりもさらに偉大なものだ。 創造欲求の言葉にできないほどの博愛を信…

元キュアーのロル・トルハーストによるゴスの歴史本が気になる

The 10 Best Music Books of 2023 | Pitchfork The Best Music Books of 2023 Pitchfork、そして Rolling Stone で2023年に出た音楽本のベスト選が記事になっているが、ここでも取り上げたウィルコのジェフ・トゥイーディーの著書やサーストン・ムーアの回顧…

ルー・リードの最後のソロアルバム『Hudson River Wind Meditations』が再発される

americansongwriter.comルー・リードの最後のソロアルバム『Hudson River Wind Meditations』が来年1月に再発されることが告知されている。え、なんで今まで再発されてなかったの? と思われるかもしれないが、それはこのアルバムがイレギュラーな作品だから…

ダリル・ホールの『Live from Daryl's House』のロバート・フリップ回に感動していたら……

boingboing.netダリル・ホールの Live From Daryl's House の新シリーズのニュースでも目を疑ったロバート・フリップ回だが、これが素晴らしい内容になっていて、ちょっと感動してしまった。ホール&オーツしか知らないとこの組み合わせに驚くだろうが、実は…

スネイル・メイルとサーストン・ムーアがルー・リードの「サテライト・オブ・ラブ」をカバーした動画ほか

pitchfork.com来月に5年ぶりとなるジャパン・ツアーを行うスネイル・メイルが、サーストン・ムーアとともにルー・リードの名曲「サテライト・オブ・ラブ」をカバーした動画が公開されている。フェンダーの YouTube チャンネルで公開されているが、これは The…

初期ニック・ケイヴが在籍したバースデイ・パーティのドキュメンタリー映画ができている

www.birthdaypartymovie.com取り上げ損ねていたのだが、ニック・ケイヴとミック・ハーヴェイが在籍したバンドとして知られる The Birthday Party のドキュメンタリー映画 Mutiny in Heaven が作られたとな。個人的には、ニック・ケイヴは1989年のアルバム『T…

ウィルコのジェフ・トゥイーディーが3冊目の著書『World Within a Song』を来月出す

ウィルコというと、先月新作『Cousin』を発表し、来年3月には来日公演も行われるが、フロントマンのジェフ・トゥイーディーの3冊目の著書となる World Within a Song が来月出る。World Within a Song: Music That Changed My Life and Life That Changed My…

なんと『シド・バレット全詩集』が来月発売になる

www.vogue.co.jpこれは驚いたねぇ。『シド・バレット全詩集』が来月発売になる。シド・バレット全詩集 サイケデリアの天才が生み出した世界――ピンク・フロイドからソロ作まで作者:シド・バレットDU BOOKSAmazon一年以上前になるが、「シド・バレットの描いた…

ピンク・フロイド『狂気』のプラネタリウム上映を見てきた

www.fukuokacity-kagakukan.jpワタシが住んでいる地方は、ゼロ年代前半あたりまでは洋楽アクトの来日公演も普通に入っていたが、日本経済の衰退とともにそれもなくなってしまった。もともとが出不精なためそれほどこたえていないが、50歳になるワタシもいつ…

まもなく没後10年になるルー・リードの伝記本がまたしても出る

www.latimes.com「この秋に読むのを待てない30冊」という Los Angeles Times の新刊本紹介記事だが、この中に Lou Reed: The King of New York というルー・リードの伝記本が、没後10年に合わせてかは知らないが、出るのを知る。Lou Reed: The King of New Y…

OK Go復活とダミアン・クーラッシュの映画監督デビュー

www.hotwirejapan.comそうか、OK Go って10年近くアルバム出してなかったんだな。しかし、ダミアン・クーラッシュがアル・ゴアの娘と結婚してるのは知らなかった。調べてみたら、映画『The Beanie Bubble』をダミアン・クーラッシュとその妻のクリスティン・…

ルー・リードの人生にかかわった二人のトランスジェンダー

Lou Reed: Rachel Says | TIDAL Magazine ルー・リードが2013年に死去した際、マイケル・スタイプは彼のことを「21世紀における最初のクィアアイコン」と呼んだが、これは70年代におけるルー・リードのミューズだったレイチェル・ハンフリー(Rachel Humphre…

アンソニー・デカーティス『ルー・リード伝』刊行を心から喜ぶ

鈴木智彦さんのツイート経由で、アンソニー・デカーティスによるルー・リードの決定的伝記本の邦訳『ルー・リード伝』の刊行を知る。ルー・リード伝作者:アンソニー・デカーティス亜紀書房Amazonワタシがこの本の原書をこのブログで紹介したのは2017年末で、…

1991年の山下達郎インタビューに見る根深い孤立感と不信感

少し前に、以下のツイートを目にした。For You がリリースされた頃、山下達郎は今のようにリスペクトされる存在ではなく、一般リスナーにとっては「流行り物」で、頭でっかちの音楽好きにとっては「チャラチャラした音楽」と捉えられていたことは、ポップミ…

速水健朗さんのポッドキャスト再開、そしてマウンティングから老人介護まで

open.spotify.com速水健朗さんがポッドキャストを「すべてのニュースは賞味期限切れである」あらため「これはニュースではない」という小西康陽リスペクトな名前でリニューアルしている。ワオ!再開1回目はクエストラブ『ミュージック・イズ・ヒストリー』の…

東京大学学位記授与式の総長告辞でドナルド・フェイゲンの歌詞が引用されてなによりワタシが歓喜

www.u-tokyo.ac.jpワタシは柳瀬博一さんの Facebook 投稿で知ったのだが、あまり話題になってないのでここでも取り上げておきたい。いや、だって、東京大学学位記授与式の総長告辞でドナルド・フェイゲンの「I.G.Y.」の歌詞が引用されてるんだもの。「I.G.Y.…

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム [Blu-ray]デヴィッド・ボウイAmazonワタシもなぜか GQ JAPAN に追悼原稿を書いた人間なので、行かないというのはありえない。IMAX で観るべき映画と確信していたので、IMAX でやってるうちに行かないと、と無…

あっと驚くデヴィッド・バーン『HOW MUSIC WORKS』邦訳刊行、そして『ストップ・メイキング・センス』40周年再公開

yamdas.hatenablog.comデヴィッド・バーンの『HOW MUSIC WORKS』を紹介したのは、2012年の夏、つまりは10年以上前になる。とっくに邦訳は諦めていたのだが、なんと2023年になって『音楽のはたらき』として刊行されるのを知る。ワオ! しかも、翻訳は野中モモ…

花見をするためにボブ・ディランが来日し(ウソ)、それに合わせて『ソングの哲学』も出る

yamdas.hatenablog.comボブ・ディランがポピュラー音楽論の本を出す話は昨年のうちに取り上げているが、さすがディラン、それから半年で邦訳『ソングの哲学』が来月刊行される。ソングの哲学作者:ボブ・ディラン岩波書店Amazonこの急ピッチぶりは、やはり4月…

ライブ用耳栓を使うのが失礼もなにも、ミック・ジャガーも使ってるぞ

www.j-cast.com旧聞に属する記事だが、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインみたいにライブの客に耳栓を配る話を知る者としては、「ライブ用耳栓を使うのは失礼」ってどういう価値観なんだと不思議に思ってしまう。まぁ、マイブラはちょっと特異かもしれないが…

「オールナイトニッポンPremium~高橋幸宏さんを偲んで」が楽しみだ

www.allnightnippon.com高橋幸宏さんの訃報は、新年早々のとても悲しいニュースだったが、これは嬉しいなぁ。YMO が音楽の原体験のひとつであるワタシにとって、オールナイトニッポンと言えば、「高橋幸宏のオールナイトニッポン」だったりする。もっともこ…

モリコーネ 映画が恋した音楽家

モリコーネ 映画が恋した音楽家 [Blu-ray]エンニオ・モリコーネAmazon2023年に生きる人間として、やはり『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観に行くべきだよなと思いながらも、どうしても3時間超の上映時間に嫌気がさしてこちらに行った……って、おい…

追悼ジェフ・ベック――1989年インタビューに見る中年の危機からの脱出

nme-jp.comジェフ・ベックの訃報には驚いた。昨年もジョニー・デップとの共演アルバムを出し、元気にツアーをやってたし、何より若い頃からほとんど変わらない佇まい、要はハゲもせず、太りもせず、精悍さをずっと維持していた人だから。三大ギタリスト(日…

ルー・リード「ワイルドサイドを歩け」の珍しいサンプリング? カバー?

americansongwriter.comあなたが知らないルー・リード「ワイルドサイドを歩け」をサンプリングした3曲……って、最初の二つは有名だろが! と年寄りのワタシは思ってしまうのだが、トライブ・コールド・クエストはともかく、マーキー・マーク&ザ・ファンキー…

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