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2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレイディみかこさん、八重洲本大賞、毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞、ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門受賞おめでとう

ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(特設サイト)が、第2回八重洲本大賞、第73回毎日出版文化賞特別賞、Yahoo!ニュース 本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞、第7回ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門……と、…

テック企業が哲学者を雇うべき理由 あるいは(バイトテロの無知がもたらす予期せぬ教育的効果)

八田真行のツイート経由で知った記事だが、Google、Facebook、マイクロソフト、DeepMind、OpenAI といった企業は哲学者を雇うべきと主張する記事である。なんでテック企業に哲学者が必要なのか?この記事の著者である Tobias Rees は The Transformations of…

ひっかかるところはあれどもプリンスの回顧録が無事出てよかった

この記事を読み、遅ればせながらプリンスの回顧録が刊行されているのを知った。確かにこの記事に書かれる話は分かる。いくら生前プロジェクトが始動していたとしても、著者クレジットがプリンス一人なのはおかしいし、その共著者が白人というのも引っかかる…

ランドール・マンローの『ホワット・イフ?』文庫化&新作『ハウ・トゥー』邦訳刊行に驚く

いやぁ、これはすごい。xkcd でおなじみランドール・マンローの書籍第一作『ホワット・イフ?』が二分冊で文庫化されるというのもちょっとした驚きだが、彼の新作の邦訳『ハウ・トゥー』が出るというのに何より驚いた。後者の原書については「邦訳の刊行が期…

アイリッシュマン

土曜夜に少し離れたところにあるシネコンまで車を飛ばして観た。あと数日したら Netflix で観れるのにバカじゃないかと言われそうだが、『ROMA/ローマ』が映画館で観てすごく良かったというのもあり、監督や主演陣全員が全員70代後半、日本でいうところの後…

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』への反応 その29

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』だが、9月に国立国会図書館サーチに登録されている話まで書いたが、国立国会図書館オンラインに書誌詳細ページができているのに今さら気づいた。これを見ると、東京本館と関西館の両方…

ウィキペディアの共同創始者ジミー・ウェールズがFacebook対抗の広告のないSNSを立ち上げ

Wikipedia の共同創始者のジミー・ウェールズが、WT:Social というソーシャルネットワークサービスを立ち上げている。今さら SNS を始めるからには、既存のサービスと違いがあるはずで、それはやはりビジネスモデルになる。Facebook などと違い、広告モデル…

イーサリアム本の決定版となるであろう『マスタリング・イーサリアム』邦訳がオライリーから出る

今月末に『マスタリング・イーサリアム――スマートコントラクトとDAppの構築』がオライリーから刊行される。マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築作者: Andreas M. Antonopoulos,Gavin Wood,宇野雅晴,鳩貝淳一郎,中城元臣,落合渉悟,…

平民金子さんの初の単著『ごろごろ、神戸。』が来月出るぞ!

かねてより告知されていた、平民金子さん(id:heimin)の待望の単著『ごろごろ、神戸。』が遂に来月発売になる。ごろごろ、神戸。作者: 平民金子出版社/メーカー: ぴあ発売日: 2019/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの本は、SUUMOタウンへ…

日本人の「知の巨人」好きすぎ問題――書名から日本版「知の巨人」一覧をざっと挙げてみる

日本人の「知の巨人」好きすぎ問題。日本において(日本人、それ以外問わず)「知の巨人」扱いされた人の一覧と格付けまとめを誰かやらないか— yomoyomo (@yomoyomo) November 14, 2019 これ以前から思っていたことなのだが、日本人って「知の巨人」みたいに…

文庫もないのに――2010年代の終わりに文化系はてなユーザーの本で文庫化されたものをまとめてみる

一月ほど前に以下のツイートをした。ゼロ年代のはてな文化系界隈には「単著もないのに」という煽り言葉があったが、2010年代も終わりに近づいた今、「文庫もないのに」では迫力不足だろうか? 新書は出ても、著書が文庫化した人は少ない。何が言いたいかとい…

テクノユートピアニズムの闇をえぐるアンドリュー・マランツの『Antisocial』が面白そうだ

こないだ Rebuild.fm で森田創さんが、また Facebook で八田真行さんがアンドリュー・マランツの Antisocial という本を取り上げているのを見て、この本についての記事を以前読んだような……と記憶を辿り、New Yorker の記事を思い出した。日本語訳もあるので…

ジャネル・シェインの新刊が説くAIのキテレツさとブラックボックスなAIの危険性

ジャネル・シェイン(Janelle Shane)というと、やたらと AI にヘンなことをさせてそれが日本語メディアでも記事(参考:ねとらぼ、GIGAZINE、ギズモード・ジャパン)になる AI Weirdness の人という印象があるのだが、その彼女が AI についての本を書いたと…

クロサカタツヤさんの初の単著『5Gでビジネスはどう変わるのか』が今週出る

ワタシ的には『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第67回で大変お世話になった(参考:その1、その2)クロサカタツヤさんの新刊『5Gでビジネスはどう変わるのか』が今週刊行される。5Gでビジネスはどう変わるのか作者:クロサカ タツヤ出版社/メー…

あなたが『シャイニング』について知らないかもしれない25のこと

今月末に日本でも映画『ドクター・スリープ』が公開になるが、Netflix で傑作「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」を作ったマイク・フラナガンの監督作なので、ワタシも楽しみにしている。『ドクター・スリープ』は言うまでもなく『シャイニング』の続…

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』への反応 その28

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』だが、前回の宣伝をしつこく続けていたら売り上げが伸びたという話のブックマークに id:rgfx さんがありがたいコメントを書いてくださっている。『もうすぐ絶滅するという開かれたウェ…

TikTokの時代に我々はスローダウンできるのか? 気鋭のヴィジュアルアーティストが説くアテンションエコノミーへの反逆

「TikTok の時代に我々はスローダウンできるか?」というタイトルが面白くて調べてみたら、この文章の著者の Jenny Odell はヴィジュアルアーティストにしてライターみたいで、今年の春に本を出していた。日本でもちゃんと紹介されていた。元掲載サイトであ…

首席指揮者に就任した挾間美帆を空港で歓迎するダニッシュ・レディオ・ビッグ・バンドの映像がステキ

作曲家、編曲家にして、2016年にはダウンビート誌において「ジャズの未来を担う25人」に選出されてもいる挾間美帆が、2019年10月からデンマークの DR Big Band(The Danish Radio Big Band)の首席指揮者に就任しているのだが、それに先立ちバンドはコペンハ…

映画『ブレードランナー』は2019年の技術をどれくらい予言していたか?

映画『ブレードランナー』は2019年11月のロサンゼルスを舞台しており、つまりは『ブレードランナー』に現実のタイムラインが追いついたというか、『ブレードランナー』の世界は「未来」ではなく「過去」になるわけである。『ブレードランナー 2049』は、なん…

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。

IT/イット THE END “それ"が見えたら、終わり。 ブルーレイ&DVDセット (初回仕様/3枚組/ボーナス・ディスク付) [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2020/02/26メディア: Blu-ray公開初日に観たが、ワタシが観…

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