2021年上半期、下半期と Netflix で観た映画の感想まとめをやったので、今年の上半期もまとめて書いておきたい(まだ数日残っているが)。今回、「Netflixなど」となっているのには理由があるが、それについては後述する。 jeen-yuhs カニエ・ウェスト3部作…
www.techno-edge.netさきごろ創刊したテクノエッジの最初の目玉コンテンツと言える Niantic のジョン・ハンケのインタビューだが、ワタシは Ingress もポケモンGOもまったくたしなまないという奇特な人間なので、そちら方面の話題には実は興味がなく、「メタ…
venturebeat.com「Linux をてがけて30年経った今なお、リーナス・トーバルズは自身が作ったオープンソースのオペレーティングシステムとそれがこれからもたらすイノベーションの見通しに夢中である」という文章で始まる記事だが、先日開催された Open Source…
yamdas.hatenablog.com実に2年以上前にロバート・スキデルスキーの新刊を取り上げていたのだが、調べものをしていて、この邦訳『経済学のどこが問題なのか』が今月出ていたのを知る。経済学のどこが問題なのか作者:ロバート・スキデルスキー名古屋大学出版会…
www.openculture.com恥ずかしながらワタシはこの記事で知ったのだが、ドイツを代表する映画監督であるヴェルナー・ヘルツォークが、初めての小説 The Twilight World を書いてたんですね。ドイツ語版から翻訳された英語版が出ていた。The Twilight World: A …
ambientkyoto.comブライアン・イーノによる音と光の展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」のことを知ったときは、これは行きたいぞ! という気持ちと、その頃コロナがどうなってるかねぇという気持ちが交錯したが、これに行かずして、何のための人生か! と自ら…
shepherd.comワタシも「社会的価値としてのプライバシー(後編)」で取り上げ、『プライバシーの新理論―― 概念と法の再考』(asin:4622077655)、『プライバシーなんていらない!?: 情報社会における自由と安全』(asin:4326451106)の邦訳もあるダニエル・J…
お待たせしました。待望の邦訳!『読者に憐れみを ヴォネガットが教える「書くことについて」』「書くことは魂を育むこと」を生涯の信条としたヴォネガットの教えを、彼自身の言葉と小説の引用、人々の談話からまとめた、「ヴォネガット流・創作指南+回顧録…
www.indiewire.comクエンティン・タランティーノは以前より、10本映画を作ったら監督は引退と公言しており、果たして10作目となる次作は何なのか気になるわけだが、その前に Cinema Speculation という本が10月に出るのを知る。新作は映画ではなく本というわ…
kingink.bizスティーヴ・ジョーンズの自伝を原作とし、ダニー・ボイルが監督した(そして、ジョン・ライドンが訴訟を起こしたりして揉めた)Pistol をワタシは観ていないのだが、このドラマ評で「ヒロイン(?)役として登場するのがなんとクリッシー・ハイ…
WirelessWire Newsブログに「Web3の「魂」は何なのか?」を公開。月一のペースを考えると少し早めの復帰2回目の公開だが、それには理由がある。今月から来月にかけてひどく忙しくなるのが見えており、書けるうちに書いておかないといけないと思った次第であ…
wikimediafoundation.orgこの記事自体は、ウィキペディアの技術をもっと公平なものにしようという取り組みの話で、この関係ではワタシもウィキペディアのバイアスの問題についての文章を訳したり、黒人や多様な歴史に光を当てるプロジェクトについて既に取り…
yamdas.hatenablog.comこのとき「デヴィッド・グレーバーの遺作」と書いたのに、調べものをしていて、Pirate Enlightenment, or the Real Libertalia という本が来年のはじめに出るのを知る。Pirate Enlightenment, or the Real Libertalia作者:Graeber, Dav…
www.openculture.comフランスの Konbini というサイト(日本語の「コンビニ」から名前をとったのかな?)がやってる、著名な映画監督がビデオ店で愛する映画について語り倒す動画シリーズが既に話題になっている。本文執筆時点でデヴィッド・クローネンバー…
cakes.mu先週、cakes のサービス終了のニュースが、同日に発表された SlowNews のサービス停止とあわせてネットユーザの波紋を呼んだ。 たとえば、今回のサービス終了に関しても、書き手が真っ先に思うのは「自分の原稿はどうなるの?」っていうことで。そこ…
考えてみれば、ワタシは初代ウルトラマン直撃世代ではなく、かろうじて「ウルトラマン80」を見てたかくらいかな。子供がいないのもあり、平成になってからのシリーズもノータッチである。そんなワタシがなんで本作をわざわざ映画館に観に行くのかというと、…
『闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏世界の内幕』(asin:4484151197)、『操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか』(現在は草思社文庫に入っている)、そしてこのブログでは取り上げ損ねた『ラディカルズ 世界を塗り替…
www.makeuseof.comありがちなネタかもしれないが、一応自分の認識がズレてないか確かめるためにも取り上げておこう。 バックグラウンドで動作しているアプリは、バッテリーを節約し動作速度の低下を避けるためにクローズすべき 再充電の前にバッテリーを完全…
ワタシは Scripting News 経由で知ったが、Wordpress の開発者、そして Automattic の創業者として知られるマット・マレンウェッグのツイートがなんとも味わい深い。It's amazing how much development, how many startups, and how much funding is going i…
econ101.jp「経済学101」がコロンビア大学のアダム・トゥーズ教授の Substack である Chartbook の翻訳取り扱いの開始が告知されている。それを見てワタシは「これビッグニュースですよ」と書いたのだが、やはり現在のアダム・トゥーズの立ち位置が分からな…
WirelessWire Newsブログに「自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について」を公開。 I travelled to a mystical time zone And I missed my bed And I soon came home (The Smiths, "A Rush And A Push And The Land Is Ours") 4月後半に竹田…
doctorow.medium.comコリイ・ドクトロウの紹介で、ライアン・ノース(Ryan North)の新刊 How to Take Over the World が出ているのを知る。本の公式サイトができているので、詳しくはそちらをあたっていただきたいが、『世界を征服する方法:悪の親分を目指…
wikiworkshop.org調べものをしていて、Wiki Workshop 2022 なるイベントの開催が、先月末告知されているのを知った。実際のオンライン開催は今年12月の予定。Wiki を名前に冠した国際的なカンファレンスの類というと、昔は WikiSym があったが、2014年から O…
bluediary2.jugem.jpここで『エドワード・ホッパー作品集』が3月に出ていたのを知る。エドワード・ホッパー作品集作者:江崎聡子東京美術Amazon今年が生誕140周年だからというわけでもないのだろうが、エドワード・ホッパーの作品を100点近く収めた画集が出た…
マイク・ミルズの名前は以前から気になっていたのだが、この人の映画を観るのは実はこれが初めてだった。それが『ジョーカー』以来のホアキン・フェニックスの主演作となれば行かない手はない。ゴールデンウィーク入りの前日にレイトショーで観たが、客はワ…
私的ゴールデンウィーク恒例企画である「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする」を今年もやらせてもらう(過去回は「洋書紹介特集」カテゴリから辿れます)。その前に、今年までは、拙著『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・…
高須正和さんから『遠くへ行きたければ、みんなで行け ~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則』を恵贈いただいた。遠くへ行きたければ、みんなで行け ~「ビジネス」「ブランド」「チーム」を変革するコミュニティの原則作者:ジ…
www.nytimes.comAmazon の CEO の座を昨年退いた、とはいえ世界有数の大金持ちであることに変わりないジェフ・ベゾスの資産をなんとか分かりやすいように可視化してみようという試みである。なんというかグッときたところをいくつか列挙しておく。 Amazon の…
www.gq.comおい、本はアクセサリーじゃないぞ、という反発もあろうが、どういうアート本があがっているんだろうと気になるところ。結構な年代物の本が多くチョイスされており、もはや新品も手に入らないものばかりだし、邦訳が出ているものもほぼない。しか…
Netflix で配信されている『アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ』を牛歩の歩みで観ているのだが、このドキュメンタリーについては、人工知能で再現したアンディ・ウォーホル本人の声がナレーションを担当する倫理的な問題も話題になったりした。普通に聞く…