当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

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WirelessWire News連載更新(米国の国家サイバーセキュリティ戦略とインフラとしてのオープンソース)

WirelessWire News で「米国の国家サイバーセキュリティ戦略とインフラとしてのオープンソース」を公開。米国の国家サイバーセキュリティー戦略については、既にブログで取り上げているが、この一年ばかし断続的に書いてきたセキュリティ、そしてオープンソ…

AIはどんな政治的見解を持っているのか?

blog.yenniejun.com今年の1月の文章なので話が少し古い(と感じるくらいこの話題は展開が速いのが恐ろしい)が、確かに「AIに政治的見解はあるのか?」というのは、言われてみるともっともな疑問だ。このエントリを書いているのは Truveta で機械学習エンジ…

オードリー・タンとグレン・ワイルが『Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー』という本を共著している

www.radicalxchange.org星暁雄さんのツイートで初めて知ったのだが、台湾のデジタル担当大臣として知られる(現在の役職は数位発展部部長なのかな)オードリー・タンと、『ラディカル・マーケット』の邦訳もあるグレン・ワイルが『Plurality』という本を執筆…

あっと驚くデヴィッド・バーン『HOW MUSIC WORKS』邦訳刊行、そして『ストップ・メイキング・センス』40周年再公開

yamdas.hatenablog.comデヴィッド・バーンの『HOW MUSIC WORKS』を紹介したのは、2012年の夏、つまりは10年以上前になる。とっくに邦訳は諦めていたのだが、なんと2023年になって『音楽のはたらき』として刊行されるのを知る。ワオ! しかも、翻訳は野中モモ…

スティーヴン・スピルバーグの最高作を5つ挙げるなら何になる?

www.polygon.comやはり最新作『フェイブルマンズ』が自伝的作品だったからか、スティーヴン・スピルバーグの映画で最高作を5つ挙げてみようという記事である。思わず、自分だったら何をあげるだろうかと考えてしまったが、もちろんワタシも彼の監督作すべて…

BLUE GIANT

タイミング的に無理かなと諦めかけていたのだが、最寄りのシネコンでまだレイトショーでやっていたので観に行けた。やはり、本作は映画館で大音量で観るべき作品でしょう。『セッション』や『ラ・ラ・ランド』といったデイミアン・チャゼル作品が顕著だが、…

主人がオオアリクイに殺されたのには訳がある? スパムメールの文面がアホっぽい理由

aisnakeoil.substack.com「インチキAIに騙されないために」で紹介した AI Snake Oil だが、最近も新作文章が活発に公開されている。これは Meta が先ごろ発表した研究者向け大規模言語モデル LLaMA についての文章である。LLaMA については、これで偽情報の…

科学史家ジョージ・ダイソンの『アナロジア AIの次に来るもの』が5月に出る

「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2020年版)」で取り上げたジョージ・ダイソンの『Analogia』の邦訳が忘れたころに『アナロジア AIの次に来るもの』として出るのを知る。アナロジア AIの次に来るもの作者:ジョージ・ダイソン早川書房…

「very」を置き換える単語を知ることで英語の語彙を増やせるウェブサイトがためになる

Lose the Very というサイトが面白い。英文を書いていて、つい「very 〇〇〇〇〇」みたいに形容詞を強調することが多いのだけど、その「very 〇〇〇〇〇」に置き換え可能な単語を知ることができる。例えば、「very new」だと「novel」と出るのだが、「Get/Re…

アカデミー賞の歴史上もっとも不可解な受賞10選

www.independent.co.ukさて、まさに今日第95回アカデミー賞が発表されるわけだが、この記事ではアカデミー賞の歴史においてもっとも不可解な受賞を10個選んでいる。ワタシも「アカデミー作品賞をとったのに今では相手にされることが少ない映画の代表格といえ…

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

この3年間、ワタシはマスクをして映画館で映画を観てきたんだな、とワタシはこの映画を観ながら思い当たった。なんでそんな当たり前のことを今更思ったのか? この3年間、コロナ禍前より少ないとはいえ、面白い映画、面白くない映画、いろんな作品をワタシは…

フェイブルマンズ

レイトショーとはいえ、公開最初の週末に客はワタシともう一人だけだったが大丈夫か。ワタシ自身もっとも多くの作品を観ている映画監督といえば、間違いなくスティーヴン・スピルバーグになるだろう。おそらく世界中の映画ファン、ワタシのような初心者から…

バイデン政権が国家サイバーセキュリティ戦略を発表

Schneier on Security で知ったが、バイデン政権がアメリカ合衆国のサイバーセキュリティ戦略を公開している(全文 PDF 版、要約版)。シュナイアー先生のエントリに Krebs on Security などこの戦略を解説する専門家のページのリンクもまとまっているが、米…

『デジタル・ゴールド』のナサニエル・ポッパーの新刊情報は迷走気味

yamdas.hatenablog.comビットコインを中心としたデジタル通貨の歴史と実相をうまく解説する『デジタル・ゴールド』を書いてヒットしたナサニエル・ポッパーだが、彼の公式サイトに新刊情報があるのに気づく。 His next book tells the story of the generati…

花見をするためにボブ・ディランが来日し(ウソ)、それに合わせて『ソングの哲学』も出る

yamdas.hatenablog.comボブ・ディランがポピュラー音楽論の本を出す話は昨年のうちに取り上げているが、さすがディラン、それから半年で邦訳『ソングの哲学』が来月刊行される。ソングの哲学作者:ボブ・ディラン岩波書店Amazonこの急ピッチぶりは、やはり4月…

別れる決心

本作と『BLUE GIANT』と『ワース 命の値段』のどれに行くか悩んだ末、Twitter で珍しく投票機能を使ってしまったが、自分が行くシネコンでのレイトショーの上映時間の関係で本作となった。今回は珍しく同行者がいたので、観終わった後感想を聞いたら、一言「…

Web3のキラーアプリは何か?

……って、まだないんですか? などと煽ってはいけません。www.oreilly.comBlock & Mortar という web3 を扱うニュースレターをやっており、『バッドデータハンドブック』(asin:4873116406)の邦訳もある Q McCallum の文章だが、彼は「キラーアプリ」という…

ピーター・ティール、イーロン・マスクら「ペイパルマフィア」を今一度論じる本の邦訳が出る

yamdas.hatenablog.comジミー・ソニの『The Founders』のことは、ほぼ一年前に取り上げているが、その邦訳のページが Amazon にできている。4月初旬に発売されるようだ。創始者たち ── イーロン・マスク、ピーター・ティールと世界一のリスクテイカーたちの…

イーサン・ザッカーマンが序文を書いている本が2冊出るので紹介

何か面白い洋書を知りたい人全般におススメできるかは分からないが、自分が信頼する人が序文を書いている本という切り口はあるかもしれない。普通の推薦文でもよいのだけど、正直それだと濫発している人もいるのでねぇ。イーサン・ザッカーマンといえば、彼…

ブリュースター・ケールの書籍版『Walled Culture』序文を訳してみた

Technical Knockout に書籍版『Walled Culture』序文を追加。Brewster Kahle の文章の日本語訳です。こないだ「ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ」を書いたのだが、期待したほどの注目を得られなくて残念だったので、…

「機械の中の幽霊」ならぬ「AIの中の幻覚」? AIの「ハルシネーション」について考える

xtech.nikkei.com中田敦さんが厳しい論調の文章を書いている。これに対して、楠正憲さんが「自動運転と違って人命に関わる訳でもなく」と反応しているが、正直これには驚いた。楠正憲さんも2016年の WELQ 騒動を知らないわけはあるまい。検索結果は人命にか…

AIが生む新たな非正規雇用と貧困の「ゴーストワーク」についての本の邦訳がようやく出る

yamdas.hatenablog.comメアリー・グレイとシド・スリの『Ghost Work』については3年近く前に取り上げているが、GAFA に代表される巨大テック企業の人工知能の「魔法」のような機能を実現する裏で、膨大な量の学習データをひたすらラベル付けする安月給の人間…

マリアナ・マッツカートの新刊はコンサルタント業界をぶった斬る

マリアナ・マッツカートというと、新年に放送された「欲望の資本主義2023 逆転のトライアングルに賭ける時」にも出演していたが、来月に共著の新刊 The Big Con が出ることを知る。The Big Con: How the Consulting Industry Weakens Our Businesses, Infant…

ライブ用耳栓を使うのが失礼もなにも、ミック・ジャガーも使ってるぞ

www.j-cast.com旧聞に属する記事だが、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインみたいにライブの客に耳栓を配る話を知る者としては、「ライブ用耳栓を使うのは失礼」ってどういう価値観なんだと不思議に思ってしまう。まぁ、マイブラはちょっと特異かもしれないが…

WirelessWire News連載更新(ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ)

WirelessWire News で「ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ」を公開。今回は Walled Culture 並びにグリン・ムーディをフィーチャーしている。昨年秋に PDF ファイルをダウンロードしてままになっていた書籍版『Walled C…

カオスエンジニアリングの情報セキュリティへの適用がテーマの本が夏に出る

カオスエンジニアリングとは何か? ご本尊にある定義は以下の通り。 カオスエンジニアリングは、システムが本番環境における不安定な状態に耐える能力へ自信を持つためにシステム上で実験を行う訓練方法です。 カオスエンジニアリングの原則 - Principles of…

アンリ・ベルクソンは熱狂的な女性ファンを集めた最初の哲学者だった?

aeon.co20世紀のはじめ、フランスの哲学者アンリ・ベルクソンは世界的な有名人だった。彼の名声は著書『創造的進化』で一気に高まり、世界的なベストセラーになったのだが、彼がパリのコレージュ・ド・フランスで講義を行うたびに大変な騒動になったらしい。…

今では英語圏でも映画鑑賞に字幕が必要な理由

www.openculture.comこの記事で紹介されている Vox の動画が面白い。今では我々皆、映画鑑賞には字幕が必要だよねという内容なのだが、その理由としてなんとも皮肉な状況が浮かび上がる。映画制作における録音や編集の技術はかつてより大きく向上しているの…

「オールナイトニッポンPremium~高橋幸宏さんを偲んで」が楽しみだ

www.allnightnippon.com高橋幸宏さんの訃報は、新年早々のとても悲しいニュースだったが、これは嬉しいなぁ。YMO が音楽の原体験のひとつであるワタシにとって、オールナイトニッポンと言えば、「高橋幸宏のオールナイトニッポン」だったりする。もっともこ…

ギャル電、山崎雅夫、秋田純一、鈴木涼太、高須正和『感電上等! ガジェット分解のススメ HYPER』を恵贈いただいた

IoT

高須正和さんより『感電上等! ガジェット分解のススメ HYPER』を恵贈いただいた。表紙に著者5名のイラストが躍っているが、本の中でもキャラ化している著者たちが暴れまくっており(と表現したくなる)、楽しく読める。以下、引用部にはその部分が誰の文章…

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