2023-01-01から1年間の記事一覧
2015年まで、年末最後のブログ更新時に、その年自分が書いた文章でもっともはてなブックマークを集めたもののランキングをやっていた。昨年、無期限活動停止を終えて WirelessWire News 連載を再開し、今年はおかげさまでまたそういう企画をやれるくらいいろ…
store.voyager.co.jp元々の予定より少し遅れ、今月実現したダグラス・ラシュコフの来日講演の動画が公開されている。しっかりした日本語字幕もついているよ。この講演は、ラシュコフの『デジタル生存競争』の良い内容紹介にもなっているし、何よりラシュコフ…
open.spotify.com初回から聞いているポッドキャストで知ったのだが、最近になってウィキペディアについての本が刊行されている。ウィキペディアについての本というと、ウィキペディア自体を研究し、論評する本は過去にあり、しかし、そういう本が出ていたの…
ssir-j.orgついこの間「さよなら、さよなら、デザイン思考」という文章を読んだばかりだが、デザイン思考の評価並びに模索すべき方向性についての詳細な記事が Stanford Social Innovation Review(SSIR)で公開されている。この記事の原文は SSIR で2023年…
ありがたいことに、年末になって2冊本をご恵贈いただいた。後述する理由ですぐに感想を書ける本ではないので、ひとまず紹介させてもらう。まずは、訳者の服部桂さんからご恵贈いただいたジョン・マルコフ『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数…
レベッカ・ブラッド『ウェブログ・ハンドブック ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』のサポートページで訳者あとがきを全文公開。なぜ今頃になってと思われるだろうが、今月、『ウェブログ・ハンドブック』が刊行されて20年になるんですね。ワタ…
www.ifixit.com家電やガジェットなどの修理部品を販売し、製品の分解の解説並びにオンライン修理ガイドを公開する iFixit で Repair Manifesto が Pluralistic で取り上げられている。マニフェストの日本語訳(リンク先 PDF ファイル)もあるが、そこにも書…
www.openculture.com日本のマンホールの蓋を大量生産する現場が取り上げられている。手がけるのは日之出水道機器株式会社である。boingboing.netこちらでは、北星鉛筆株式会社の工場で、鉛筆を大量生産する現場が取り上げられている。boingboing.netそして、…
小田切博さんの投稿で、『評伝クリスチャン・ラッセン』なる本が出たばかりなのを知る。評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家 (単行本)作者:原田 裕規中央公論新社Amazonクリスチャン・ラッセンと言えば、Wikipedia 英語版に項目すらないが、バブ…
The 10 Best Music Books of 2023 | Pitchfork The Best Music Books of 2023 Pitchfork、そして Rolling Stone で2023年に出た音楽本のベスト選が記事になっているが、ここでも取り上げたウィルコのジェフ・トゥイーディーの著書やサーストン・ムーアの回顧…
映画 「窓ぎわのトットちゃん」Blu-ray豪華版 [Blu-ray]大野りりあなAmazon正直に書くと、本作は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』以上に自分が観に行く映画としてまったく考えてなかった。が、ワタシの観測範囲でとても強く推す声をいくつか耳にしたので行ってみた…
www.latimes.com「テクノ楽観主義者からラッダイトまで」で新刊を取り上げたブライアン・マーチャントが、贈り物が多く買われるホリデーシーズンに向けて、2023年最悪のテック製品についての記事を書いている。彼の新刊がラッダイト運動に光を当てるものなこ…
wired.jpこのスティーヴン・レヴィの記事にはちょっと驚いた。なぜかというと、このブログでも新刊が出るたびに取り上げているスティーブン・ジョンソンが、50代にして Google のフルタイムの従業員になっていたから。彼が Google で手がけるのが AI ノート…
lu.ma以前、「オードリー・タンとグレン・ワイルが『Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー』という本を共著している」というエントリを書いているが、id:tkgshn さんにグレン・ワイル(グレン・ウェイル)の来日トークイベントが開催…
www.cinemablend.com『ゴジラ-1.0』が北米でも大ヒット、そして大絶賛されているのにはさすがに驚いたが、Rich Knight というライターが、『ゴジラ-1.0』はアカデミー賞作品賞にノミネートされるべき。いや、ジョークじゃないぞ、という前のめりな記事を書い…
WirelessWire Newsで「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」を公開。これでも常識的に考えて長すぎるのだろうが、とにかく最近の数回より短くすることを心がけた。そういいながらブルース・シュナイアー先生の信頼論をこっそり入れ込…
wikimediafoundation.org以前、ウィキメディア財団が手がけるプロジェクトが13個であることを取り上げたが、ウィキメディア財団が2012年以来、10年以上ぶり(!)に新たにプロジェクトを立ち上げた。それが Wikifunctions で、世界中の自然言語とプログラミ…
gigazine.netハーバード大が、マーク・ザッカーバーグからの巨額寄付を受けたら、手のひらを返して研究者を追い出しにかかった話だが、元々行われていた研究は、フランシス・ホーゲンによって内部告発された、著名ユーザーへの優遇免責や悪質なコンテンツを…
americansongwriter.comルー・リードの最後のソロアルバム『Hudson River Wind Meditations』が来年1月に再発されることが告知されている。え、なんで今まで再発されてなかったの? と思われるかもしれないが、それはこのアルバムがイレギュラーな作品だから…
【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 通常版Blu-ray(描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]HappinetAmazon金曜夜、『マエストロ:その音楽と愛と』を観に行くため…
はじめに 今年、2023年はとにかく WirelessWire News 連載のテンションを落とさないことに心を砕いた年だった。これが場末の雑文書きのワタシにとって最後の連載になるのが予想できるわけで、それに執着するのは仕方がないことである。果たしていつまで折れ…
生貝直人さんの投稿で、「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」で取り上げたダニエル・J・ソロブの当時久方ぶりの新刊(共著)だった『Breached!』の邦訳が『データセキュリティ法の迷走』として先月出ていたのを今更知った。…
旧聞に属する話題で申し訳ないが。www.yomiuri.co.jp子供の頃、居間のテレビのチャンネル権を握る父親が(野球の巨人戦中継を除けば)NHK を死守するのを恨めしく思っていたものだが、そのワタシもおっさんとなり、テレビは基本的に NHK しか見なくなり、番…
kottke.org前回の更新で葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」のオリジナルプリントがどこで観れるかを追跡するウェブサイトを取り上げたが、更新後に「神奈川沖浪裏」といえばこれがあったんだった! と思い出してしまった。とりあえずこの動画を見ていただきたい。レ…
首 DVDビートたけしAmazon北野武の映画を映画館に観に行くのは『アウトレイジ ビヨンド』以来である……って、10年以上ぶりなのか!ひょうきん族世代であり、テレビタレントのビートたけしには大きな影響を受けてきたワタシであるが、その映画は体質に合わない…
Technical Knockout に「The Anti-Ownership Ebook Economy - Introduction 日本語訳」を追加。Sarah Lamdan, Jason M. Schultz, Michael Weinberg, Claire Woodcock の文章の日本語訳です。およそひと月前に書いた「なぜ我々は電子書籍を「所有」できないの…
堺三保さんの投稿で、映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』が来年2月に日本公開されるのを知る。「個人投資家たちがヘッジファンド相手に一泡吹かせた事件として有名になった2021年のゲームストップ株騒動」の映画化なのだが、2021年の話がもうハリウッ…
wirelesswire.jp昨年末に WirelessWire 連載で取り上げたジョン・マルコフによるスチュアート・ブランドの伝記本『Whole Earth』の邦訳が来月出るぞ!ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生作者:ジョン・マルコフ草思社Amazonたまたまだ…
boingboing.netダリル・ホールの Live From Daryl's House の新シリーズのニュースでも目を疑ったロバート・フリップ回だが、これが素晴らしい内容になっていて、ちょっと感動してしまった。ホール&オーツしか知らないとこの組み合わせに驚くだろうが、実は…
boingboing.net葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」については、過去にも以下のエントリを書いているが、本当に世界的に知られる浮世絵の代表的作品なんですね。 葛飾北斎の傑作「神奈川沖浪裏」が博物館、著作権、そして今日のオンラインコレクションについて…