FlowerLounge さんのようにネットを介して知り合った方のアルバムを聴けるというのは何か不思議な感じがする。リンク先で見ていただければお分かりなようにきれいにパッケージングされたものを手に入れられるというのは、作り手にとっても聴き手にとってもよい時代になったなと素直に思う。
当然ながら音も「アルバム」として聴き応えがあるもので、曲目リストを見れば想像できるように楽しめる仕掛けがいろいろ施してある。
ワタシが感心したのは(と書くと偉そうだな)、記念すべき、とにかく熱く太いものを思う存分ぶちこみたくなるファーストアルバムであり、実際バラエティの富んだアルバムになっているのだけど、やりすぎや下品にならず、良い意味で抑制が効いていて、整合性がちゃんととれているところ。もっともそれはワタシの自室のちんまりしたオーディオ環境で聴くからそう思えるだけで、クラブで大音量で聴けばまた違った感じになるのかもしれないが。
ワタシ的ベストトラックはかっぱ黄桜のテーマが愉しい M6 だが、その後の M7〜M8 の、本作の中ではディープな流れも良い。
ワタシは FlowerLounge さんのご好意に甘えておいて、他の人にアルバムを買えよとは書けないが、高音質 mp3 もダウンロード可能なので、まあ聴いてみるとよいでしょう。