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ブルース・シュナイアー曰く「みんなが君のコンピュータを『支配』したがっている」

HotWired Japan の更新が停止したままなので紹介しておく。

おなじみセキュリティ専門家 Bruce Schneier が、パソコンの乗っ取り、つまりクライアント側のセキュリティに警鐘を鳴らしている。

こういう記事を読むと、Ed Felton の2006年予測における、

(12) セキュリティ問題の関心がデスクトップ、つまりサイバー犯罪ツールのボットネットの役割に移る。

も当たりなんだなと思う。シュナイアー先生が挙げるあなたの PC 支配を狙う奴らリストは以下の通り。

  1. エンターテイメント・ソフトウェア(例:SONY BMG rootkit問題)
  2. アンチウィルス・ソフトウェア(そんな…)
  3. インターネット・サービス(例:Hotmail
  4. アプリケーション・ソフトウェア(例:IE
  5. スパイウェア
  6. インターネット・セキュリティ
  7. アップデート・プログラム

「インターネット・セキュリティ」が入っているのに違和感を持つが、この記事でシュナイアー先生は DRM 全般のセキュリティリスクを書いているのだとワタシは解釈した。

[追記]:Spiegel さんのご指摘通り、この話はそのまま最近の Winny 周りの話につながりますね。

ティム・オライリーによる米国コンピュータ書籍市場の分析

O'Reilly Rader における Tim O'Reilly によるコンピュータ書籍市場の分析についてのエントリは何より長くて長くて手に余る感じだったのだが、森田さんが要点をまとめたエントリを書かれている。ありがたや。

しかし……セキュリティ本は米国でもダメですか。

後半の(これは O'Reilly Rader とは別所での)David Heinemeier Hansson と Tim O'Reilly のやり取りも興味深い。

「出版は楽なビジネスではない」ことだけは確かだね!

「密着! 珍道中 外国人”オタク”ツアー」って……

Boing Boing で知った TV in Japan というブログに、アメリカから来たオタクの皆さんを取り上げたニュース動画がリンクされていた。「萌えに萌える珍道中に密着しました」ってアナタ……

25名ってマジかよ! と思ったが、「全米が萌え〜!ハイカラがアニメフェスで海外初ライブ」なんて記事を読むと全然おかしくないのかもしれんね。

それにしても初めてのメイドカフェで照れてしまうところなど日本もアメリカも変わらんみたい。

あと関係ないが、Wikipedia電車男のページがいろんな言語でできているねぇ。

ラストサムライならぬラストニンジャの教えとは?

最後の忍者って誰やねんと思ったのだが、初見良昭という人らしい。調べてみると『THE WAY OF THE NINJA』という本もアメリカで刊行している。

英文版 忍者の道 - The Way of The Ninja: Secret Techniques

英文版 忍者の道 - The Way of The Ninja: Secret Techniques

紹介する順序が逆だが、『いま忍者』なる日本語の著書もある。

いま忍者―この知的変身術

いま忍者―この知的変身術

初見良昭宗家に関しては武神館宗家初見良昭師というページに詳しいのだが……何やらむやみにすごそうな方ではあるが、ホントに最後の忍者なのか?

カバー曲でつながるフレーミング・リップスとクイーン、そしてジェフ・バックリーとレナード・コーエン

以前より何度も紹介している音楽系ポッドキャスト Coverville は200回を越え好調だが、最近の回で面白かったものをご紹介。

まさにクイーン三昧できたさんにお勧めだが、何と言っても "Bohemian Rhapsody" に直球に挑んだフレーミング・リップスが一番印象に残った。はっきり言ってカバーというよりコピーな趣きだが、それでいて彼ららしいサイケな浮遊感をちゃんと感じさせるのはさすが。

フレーミング・リップスはちょうど新譜がリリースされたが、一曲目の "YeahYeahYeah Song" をはじめとしてポップさと奇天烈さが共存していて唸った。

At War With the Mystics

At War With the Mystics

ただその奇天烈さは TPO によっては癇に障り、こないだなど渋滞中の車の中で聴いていて、本気で叩き割ってやろうかと思ったくらい(笑)。極私的ベストトラックは、ヘンでポップで何よりかっちょいい "Haven't Got a Clue" か。

Brian の妻に捧げる回で、彼女の好きなカバー曲について語り合う夫婦漫才が微笑ましく、映画『グッドフェローズ』(asin:B000BTCMQA)のエンディングでもおなじみシド・ヴィシャスの "My Way" など楽しいが、何よりラストにかかったジェフ・バックリーの "Hallelujah" が死ぬほど素晴らしくて、今まで買いそびれていた彼の唯一のオリジナルアルバムを速攻で購入。

Grace

Grace

"Hallelujah" はレナード・コーエンの曲で、ソングライター、特に詩人としての彼を信奉する人は多い。いろんなところで名前が出るので、ワタシも昔背伸びして彼のベスト盤(asin:B00005G955)を買って意気込んで聴いたはいいが全然ピンとこなかったという苦い思い出がある。

そんなワタシのために(ウソ)最新回はそのレナード・コーエン特集。

八木の野郎に言わせると彼のレコードはプロダクションが最低なものが多く、カバーのほうがずっと良いことが多いとのこと。つまりはワタシの反応も、「マリリン・マンソンのアルバムが5曲目から全部同じに聴こえる」程度にはありふれたことなのかもしれない。

ということは、この回でもピクシーズのカバーが収録されているトリビュート盤が実は入門編として最適なのかな。

I'm Your Fan

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