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コンピュータ嫌いの女性研究者による偉大な発明

コンピューティング分野で進む女性への門戸開放という記事を、ふーん、と読み進んでいたところ、2ページ目に「コンピュータ嫌いの研究者」として Radia Perlman という人が紹介されていた。変わった人もおるもんやなと思ったのだが、以下のくだりに思わず身を乗り出した。

 Perlmanが好きなのは、A地点からB地点にデータを送信するときのルールを考えることだ。同氏はマサチューセッツ工科大学でネットワークを堅牢にする方法についての博士論文を書き、いまでは広く利用されている「スパニングツリー」アルゴリズムを発明した。

えっ、Spanning Tree Algorithm を発明したのは女性だったのか! と Radia Perlman で検索すると Sun のサイトに彼女のページがあった。

驚いたのは、彼女が『詳解TCP/IP Vol.1』『TCP/IPによるネットワーク構築Vol.1』と並びワタシにとってネットワークプロトコルの教科書であった『インターコネクションズ―ブリッジ、ルータ、スイッチとさまざまなプロトコル』の著者だったこと(もっともワタシが読んだのは旧版)。

灯台下暗しという言葉はこの場合適切でないかもしれないが、技術書の場合、名著でも著者の知名度が低いことは多いなぁ。

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