当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

『TRICK』と前原一輝さんのこと

TRICK劇場版2がもうすぐ公開される……が、観に行くことはないだろう。仕事が一段落したら、とりあえず『嫌われ松子の一生』を観たい。

『トリック』に関しては、第二シーズンをたまたま深夜見てはまり、さかのぼり第一シーズンのビデオをレンタルしてみたものだ。別ルートで『池袋ウエストゲートパーク』に後からはまり、これも堤幸彦が演出をやっているのを知って驚いたっけ。しかし、第三シーズンを何回か見てもういいやという感じになり、テレビ放送された劇場版を観て(以下略)。

ワタシの心が離れた理由は二つある。ひとつは堤幸彦の演出に飽きたこと。誰か他の人も書いていたが、彼は「変化球の人」なのだと思う。彼の変化球がツボにはまるとクセになるが、慣れてきて彼の球筋が読めるようになると演出がただクドく感じられ、鼻につくのだ。

もうひとつの理由は、実はこちらのほうが大きいのかもしれないが、前原一輝さんの不在である。矢部警部補役の生瀬勝久さんと前原一輝さんの絶妙のアンサンブルがなくなったとき、あのドラマから重要な何かが失われた。

未だに彼の名前で検索をかけてくる人が多いというのは、ワタシと同じように思っている人が多いのだと勝手に解釈している。

先日少し調べものをしていて驚いたことがあった。前原一輝さんはテレンス・マリックの『シン・レッド・ライン』に出演してるのね!

未見の人間が書くのも何だが、テレンス・マリックの20年ぶりの復活作やで! 映画の内容から察するに台詞もない日本兵役だと思うが、それでもすごいものだ。

しかし、尚更彼の引退が残念に思えてきた。その理由についてはサイトによって微妙に記述が違うし、本人から出されたコメントを読んでもはっきりしないが、おそらくは自身の問題や身近な人の問題がいろいろ重なった結果なのだと思う。そういう時期があることは、ワタシも30年以上生きているので分かる。

シン・レッド・ライン』の話を知ると残念だが、前原一輝さんの現在の生活が前向きなものであることを祈る。

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)