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佐藤優が「インテリジェンスと陰謀論」の境界線を語る資格あんのか?

二年前ならこの話題は彼が語るのが適任と御説を傾聴しただろう。

 しかし「ユダヤ人が世界征服を企んでいる」だとか、「世界はロスチャイルド対ロックフェラーの構図で動いている」だとか、そのようなたぐいの話は、決めつけから発した"偽りの物語"にすぎません。

佐藤優が分析する「インテリジェンスと陰謀論」の境界線(前編)|日刊サイゾー

しかし、最近の粗製濫造な佐藤優となるとどうだろう。だって、同じサイゾー上での(よりにもよって)副島隆彦との以下のようなやりとりを見た後じゃね……

佐藤(以下、佐) アメリカの民主党大統領候補選に関し、副島さんが2007年4月時点で、「バラク・オバマ氏が民主党大統領候補となる」と決め打ちしたことには驚きました。日本で一番早い予測だったのではないかと思います。しかも、なおかつ「私には見えるのです」とおっしゃっていた。これはすごいですね。それこそが、現実の情勢を正確に見通すという「インテリジェンス能力」です。副島先生の今回の的確な予測は、他の人がいろいろと留保をつける中で、非常に突出していました。

副島(以下、副) 私には、バラク・オバマ民主党大統領候補に選ばれるということが、4年前からわかっていました。ディヴィッド・ロックフェラー(ロックフェラー家当主/93歳)がそう決めて、彼を抜擢したからです。彼らニューヨークの金融財界人の意向が大きく働いて、「これでいくぞ」と4年前に決められた。

世界を裏で操っているのは誰だ?(前編)|日刊サイゾー

ロックフェラーが決めたからオバマで決まりって……そういうのを陰謀論って言うんじゃないの? しかも、佐藤優は副島の寝言に特に異を唱えてない。そういう人が語る「インテリジェンスと陰謀論」の違いってどうよ。

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