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2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

渋谷陽一の架空インタビューと再結成しないバンドについて

先月、「これからたまに渋谷陽一の著書からの引用をお届けしたい」と書いたので、今月の渋谷陽一引用をやりたい。先日、rockin' on 2022年3月号を読み直す機会があった。これは雑誌ロッキング・オンの創刊50周年記念号なのだが、1970年代の同誌に掲載された…

よみがえった「新Linuxカーネル解読室」がソケットインタフェースを取り上げていて盛り上がる

valinux.hatenablog.com「Linuxカーネル解読室 再び」とのことで、最新の Linux カーネルコード全体を読み解くプロジェクトが進行中という話を今月知って、おおっとなった。ワタシが Linux カーネルのソースコードを読み、手を入れていたのはおよそ20年くら…

ロマ・アグラワル『ナットとボルト 世界を変えた7つの小さな発明』が早くも出る

yamdas.hatenablog.comロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」をはじめとする仕事で知られる構造エンジニアのロマ・アグラワルの新刊『Nuts and Bolts』を取り上げたのは一年近く前だが、その邦訳『ナットとボルト 世界を変えた7つの小さな発明』が来月のはじ…

「クリエイティヴ・インプットとしての映画ベスト20」を選ぶとしたら?

diamond.jp一週間ほど前に話題になった記事だが、そのタイトルは著者ではなく編集者がつけたものなのだろう。「観ていないとお話にならない」とか、いちいち煽らないと埋もれてしまうのだろうか? 難儀な話ですね。それはともかく、この著者が選んだ知的イン…

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

アレクサンダー・ペインの新作を観るのは、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』以来、10年ぶりということになる。本作は『サイドウェイ』以来のポール・ジアマッティが主演ということで、あの映画が好きなワタシとしては期待が高まった。1970年のクリスマス…

ポール・グレアムの「Googleのはじめ方」を訳したので読んでください

Technical Knockout に「Googleのはじめ方」を追加。Paul Graham の文章の日本語訳です。ちょっと久しぶりに翻訳をやりたい気分になり、どれを訳したものかと迷ったが、久しぶりにポール・グレアムの文章を訳すことにした。先日、Google について文章を書い…

イーロン・マスクによる買収後のTwitter激動の日々を日本側から見た本が出る

映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』がすごく面白そうな件とベン・メズリックの異様な仕事の早さに驚いた話 - YAMDAS現更新履歴 イーロン・マスク買収後のTwitterを取材したノンフィクション本の刊行が続いている - YAMDAS現更新履歴 これまで、イーロ…

優れた技術専門職になるための本格的なガイド本『スタッフエンジニアの道』が気になるぞ

arton さんの以下の投稿に心を掴まれた。キャリアパスとしてPMになる気がない(なりたくない、あり得ない)エンジニアのための本格的ガイド(レビュー参加した)。読んで納得しまくり、まあ確かにそうだと思い当る、というのがガンガン出て来る。スタッフエ…

発酵文化をテーマにした世界旅行をまとめた『サンダー・キャッツの発酵の旅』が今月出る

makezine.jpオライリーの本をもう一冊紹介。ワタシも「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)」で取り上げた、発酵食品研究といえばこの人といえるサンダー・キャッツが、発酵カルチャーをテーマにした世界旅行をまとめた本が、『…

ボブ・マーリー:ONE LOVE

先月の公開時に行きそびれ、もう無理だなと諦めていたのだが、近場のシネコンでレイトショーをやってたおかげで観れた。本作の Rotten Tomatoes を見ると、批評家の評価がはっきり低いのに対し、観客の満足度はかなり高い。この構図は『ボヘミアン・ラプソデ…

WirelessWire News連載更新(Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日)

WirelessWire Newsで「Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日」を公開。また長いよと言われそうだし、今回も例によって数回分の内容をぶちこんでいるが、ここ数回に比べると確実に短くおさめております!元々別のテーマを考えていたのだが、…

ジェームズ・ブライドル『Ways of Being 人間以外の知性』が今月、じゃなく来月出る

一ノ瀬翔太氏の投稿で、ジェームズ・ブライドルの『ニュー・ダーク・エイジ テクノロジーと未来についての10の考察』(asin:4757143559)に続く、Ways of Being の邦訳が出るのを知る。WAYS OF BEING 人間以外の知性作者:ジェームズ・ブライドル早川書房Amaz…

アンソニー・ファウチ元米大統領首席医療顧問の回顧録が今月出る

www.nytimes.comこの記事で知ったが、2022年末に米大統領首席医療顧問を退任したアンソニー・ファウチの回顧録 On Call が今月刊行されるのを知る。On Call: A Doctor's Journey in Public Service作者:Fauci M.D., AnthonyVikingAmazonOn Call: A Doctor's …

ポール・ウェラーのとてもいい話、そして1990年のプリンス担当ディレクター日記

www.udiscovermusic.jp先ごろ充実した新譜『66』が出たポール・ウェラーについて、彼が1990年代のはじめにソロとして再起を図った頃に担当 A&R を務めた佐藤淳氏が語るインタビューだが、これが実にイイ。実は、ワタシは佐藤淳氏の文章には30年以上前から親…

チャレンジャーズ

ルカ・グァダニーノの映画を観るのは、実はこれが初めて。本作の脚本のジャスティン・クリツケスは、『パスト ライブス/再会』のセリーン・ソン監督の夫であり、つまり、彼らは夫婦でそれぞれに三角関係の映画を作り、それぞれ大成功させたことになる。本作…

文筆家の皆さん、以下の項目をいくつ満たしていますか?

以前、文筆家関係者が多いと思しき某所でちょっと尋ねたことがあり、そのとき挙げた項目に更に追加して、ちょうど20個の項目を用意したので、ここにも投げさせていただきたい。今どきな文筆家の皆さん、以下の20の項目のうち、いくつを満たしていますか? 共…

AIは企業のCEOにとってかわるのか

www.nytimes.com「AI があなたの仕事をこなせるなら、あなたのとこの CEO も AI に置き換えられるかもね」という記事タイトルだが、人工知能プログラムがオフィスを揺るがし、何百万もの仕事を陳腐化する可能性があるが、それをいうなら、ニュースリリースの…

肥満率を低く抑える日本の食文化についてのヨハン・ハリの取材記事(がなんだかなー)

time.com「オゼンピックが必要ない国」というタイトルになんじゃそりゃと思ったが、オゼンピックとは2型糖尿病の治療薬で、この記事は2023年3月に日本の医療当局が肥満症の治療薬ウゴービを認可した話から始まる。これはオゼンピックやウゴービを製造するノ…

現代の奇書、友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』がハヤカワ文庫から来月出る

yamdas.hatenablog.comガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』の文庫化について少し前に書いたが、遂に今月刊行される。それを踏まえ、満を持して……かどうかは分からないが、以前から一部で話題になっていた『『百年の孤独』を代わりに読む』がハヤカ…

マッドマックス:フュリオサ

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が2015年公開だから、その9年後に作られた前日譚である。もちろん公開初日に観に行ったが、近場の IMAX シアターでレイトショー鑑賞となると、終映時間が日付過ぎた24時半くらいになってしまうので、別のシネコンに出…

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