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ブルース・シュナイアー先生の新刊『Liars & Outliers』が発売されていた

以前内容紹介とその書名の変遷について書かせてもらったブルース・シュナイアー先生の新刊が発売になっていたので早速 Kindle 版を購入した。9ドル99セントなり!

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

Liars and Outliers: Enabling the Trust that Society Needs to Thrive

既に書評が出ているが、社会において信頼を生み出し維持する四種類の「社会的圧力」の話が興味深い。

  1. 道徳的圧力:適切な社会的マナーに決定的な影響力を与える昔からある価値観や規範
  2. 評判による圧力:我々の行動を抑制する仲間からの圧力
  3. 制度的圧力:我々が属する各種団体において妥当な行動を誘導する組織の規則、行動基準、規範
  4. セキュリティシステム:協調を促し、裏切りを防止し、信頼を促し、順守を強いるためのメカニズム

それぞれ効果を発揮する集団の大小があるわけだが、最終的に「セキュリティは製品でなくプロセスである」という例のテーゼに立ち戻るみたい。

シュナイアー先生のサイトに本のページができており、第1章が公開されている。

screenshot

ワタシが訳せたらなぁとも思うが時間的に難しいし、既に版権取られているんだろうな。

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