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2006年にアメリカで開かれるWeb 2.0方面イベントのリスト

Read/WriteWeb 経由で、2006年に開かれるWeb 2.0(やマーケティング)方面のイベントをまとめたブログエントリを知る。BloggerCon のような老舗というべきイベントも入っているが、この手の Web 2.0 絡みのイベントは今年がピークになるかも。

つらつらと見ていて気になったのは、一つはオライリーWhere 2.0 がそうだが、参加費で15万以上ふんだくるイベントがぼちぼちあること(以前紹介した Vloggercon の60ドルに「安い!」なんて書かれているくらい。うーん、バブル2.0)。あともう一点は、ポッドキャスト関係のイベントが多いこと。

企業ポッドキャストサミットが開かれるのも驚きだが、女性のポッドキャストExpoというのもすごいな。どうして性別で分けるわけ?

「ボブの絵画教室」ゲーム化を祝し、心からボブおっさんを称える

オレンジニュースで知ったのだが、「ボブの絵画教室」が Wii でゲームになるとのこと。しかし……あれゲームになるか?(笑)

ボブの絵画教室」というと、暇だった学生時代何気に NHK 衛星放送を見ていて、このおっさんの筆さばきに驚愕されられたものである。

調べてみると、このおっさんの名前は Bob Ross で、Wikipedia にページができていた(Wii でのゲーム化の話も載ってる)。

この人の仕事は(アメリカ的なところが)批判もあったとは思うが、ワタシはボブさんの語り口と見る見る間にできあがっていく絵がとても好きだった。

id:aoshimak さんに教えられて YouTube を調べてみると、はてなブックマークで人気エントリ入りしているボブさんの実演をはじめ、彼への愛が伝わるトリビュートビデオや、ブラックなパロディービデオなどいくつも見つけることができる。愛されているんだね。1995年にまだ50台前半でお亡くなりになったのを残念に思う。

パール・ジャムの新曲"Life Wasted"のビデオがクリエイティブ・コモンズライセンスの元で公開

Creative Commons のブログで知った話だが、これは快挙と言ってよいだろう。パール・ジャムは昔からチケットマスターと喧嘩したり、唐突に何十枚もライブアルバムを出したり無茶するバンドだったが、新作からのリードシングル "Life Wasted" のビデオクリップを Creative Commons ライセンスの元で公開というのもメジャーレーベルに所属するアーティストとしては異例に違いない。

Creative Commons といっても非営利非派生指定だから最も制限がきついのだが、それでもファイルの複製や商用目的でない公開はオッケーなわけで、プロモーションが目的なら聞く側もこれで十分だろう。

彼らの新作はセルフタイトルをつけていることからも意気込みを感じられるし、Amazon のページでは同じく "Life Wasted" のスタジオパフォーマンス映像も公開されていて、やる気になっているのが伝わる。

Pearl Jam

Pearl Jam

フィリップ・K・ディック原作の映画『A Scanner Darkly』の予告編マッシュアップコンテスト開催

フィリップ・K・ディック後期の傑作『スキャナー・ダークリー』の映画化については以前から報道されているが、今年7月の公開にさきがけ、予告編映像のマッシュアップコンテストを RES magazine が開催する話を Boing Boing で知る。

法の絡みで日本在住者は参加できないようだが、それにしてもこうした企画を映画会社の承認のもとで(多分)行えるというのは好ましいことだと素直に思う。

スキャナー・ダークリー』については、ワタシは山形浩生の翻訳で読んだが、本当につらく悲しい小説だった。恐怖すら感じた。読書記録にも書いているが、これを読んでいた当時ワタシ自身心底つらい状況で、ワタシの中でこの小説は、その当時聴いていた Red Hot Chiili Peppers の "Scar Tissue"(YouTube)の孤絶感とセットになっている。

映画化を契機に浅倉久志氏による新訳が刊行されているが、今読んでもあのときの状態に引き戻されそうで、ちょっと手がのびない。

スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)

スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)

しかし、当時山形浩生に近況を書き殴ったキチガイズム溢れるメールを送りつけたのは、よほど精神的に追い詰められていたのだろう。特段親しくなかった(もちろん現在も親しくない)当方に簡潔で温かい返信を下さった山形さんには感謝の言葉もない。

Radium Software Development で映画化の制作遅延について書かれているが、キアヌ・リーブスをはじめとしてボンクラさが板についた期待できるキャスティングになっているし、監督のリチャード・リンクレイターには『スクール・オブ・ロック』で心底楽しませてもらったので、良い出来であってほしい。

調べてみると、『スクール・オブ・ロック』はもうすぐ廉価版 DVD が出る。迷わず予約。

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