当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

CreativeCommons

『The Anti-Ownership Ebook Economy』のIntroductionを訳したんで読んでください!

Technical Knockout に「The Anti-Ownership Ebook Economy - Introduction 日本語訳」を追加。Sarah Lamdan, Jason M. Schultz, Michael Weinberg, Claire Woodcock の文章の日本語訳です。およそひと月前に書いた「なぜ我々は電子書籍を「所有」できないの…

なぜ我々は電子書籍を「所有」できないのか? 出版社とプラットフォームの力学を解き明かす研究

michaelweinberg.orgOpen Source Hardware Association の理事を務め、ワタシが訳した『3Dプリンティングと著作権を考える』の著者であるマイケル・ワインバーグが、「なんで電子書籍を所有できないの?」という直球なエントリを書いている。もはや電子書籍…

ローレンス・レッシグはAIが作成した作品に著作権を認めるべきという立場みたい

medium.lessig.orgローレンス・レッシグ先生が、AI 技術が生み出した作品に著作権が認められるべきかについて論じている。ご存じの通り、米著作権局によるガイドラインによれば、AI が自動生成したものには著作権はないが、アーティストが十分にクリエイティ…

古いMac上でピクセルアート化された葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」がスゴい

www.hypertalking.comいやぁ、これはすごいよ。葛飾北斎の『富嶽三十六景』を1ビットの白黒ピクセルアート化するプロジェクトに取り組んでいる人が、手始めにもっとも知られた「神奈川沖浪裏」を描いている。驚くのは、それを System 7 が OS の古い Macinto…

無形文化遺産を祝うWiki Loves Living Heritage(がもうすぐ終わる)

ich.unesco.orgゴールデンウィーク前に Creative Commons の YouTube チャンネルに Ethics of Open Sharing with Creative Commons & Wiki Loves Living Heritage という動画があがっているのに気づき、「Wiki Loves~」というキャンペーンが過去にもあった…

オードリー・タンとグレン・ワイルが『Plurality: 協働可能な多様性と民主主義のためのテクノロジー』という本を共著している

www.radicalxchange.org星暁雄さんのツイートで初めて知ったのだが、台湾のデジタル担当大臣として知られる(現在の役職は数位発展部部長なのかな)オードリー・タンと、『ラディカル・マーケット』の邦訳もあるグレン・ワイルが『Plurality』という本を執筆…

ブリュースター・ケールの書籍版『Walled Culture』序文を訳してみた

Technical Knockout に書籍版『Walled Culture』序文を追加。Brewster Kahle の文章の日本語訳です。こないだ「ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ」を書いたのだが、期待したほどの注目を得られなくて残念だったので、…

WirelessWire News連載更新(ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ)

WirelessWire News で「ブログメディアで頑固一徹に著作権の問題をえぐるグリン・ムーディの尊さ」を公開。今回は Walled Culture 並びにグリン・ムーディをフィーチャーしている。昨年秋に PDF ファイルをダウンロードしてままになっていた書籍版『Walled C…

フリッツ・ラングの名作『メトロポリス』はとっくにパブリックドメインじゃなかったの?

boingboing.netフリッツ・ラングの代表作『メトロポリス』が来年2023年1月1日にパブリックドメイン入りするよという話題だが……え? 『メトロポリス』ってとっくにパブリックドメインじゃなかったの?ワタシは大久保ゆうさんが字幕をつけたバージョンを既に観…

a16zが提唱するNFT向け「Can’t Be Evil」ライセンスとクリエイティブ・コモンズのNFTに対する見解

a16zcrypto.com旧聞に属するが、Andreessen Horowitz がクリエイティブ・コモンズに影響を受けた NFT 向けのライセンスを提唱している。それが “Can’t Be Evil”ライセンスとのことで、これは Google の非公式社是「Don't be evil」のもじりであり、Web 3 周…

ベストセラー教科書の無料化・オープンソース化のニュースに「オープン教育リソース」の歴史を思う

forbesjapan.comこのニュースは日本ではそんなに話題になっていないようだが、記事にもあるようにこれは「大事件」と言ってよいだろう。 なぜならオープン教育リソース(OER)は無料だからだ。しかも無料なだけでなくオープンソースであるため、ライセンスや…

Web3をめぐる小競り合いとWeb3の解説書がオンライン公開されている話

昨年末から Web3(Web 3.0)というバズワードをめぐって小競り合いが起きている。実はワタシもこの方面の古い文章を訳そうと思っていたのだが、意外に時間がとれなかったため、とりあえずのまとめ代わりにこのエントリを書いているという次第。yamdas.hatena…

著作権トロールの新種としての「コピーレフト・トロール」

Beware The CopyLEFT Trolls | Techdirt 著作権を本来の意義と離れ、訴訟による賠償金などを目的として攻撃的に行使する個人や法人を揶揄するコピーライト・トロール(著作権トロール)という言葉がある。それに関連するものとして、著作権が既に切れている…

使用料無料で何千もの曲を公開し続ける知られざる音楽家ケヴィン・マクロード

皆さん、ケヴィン・マクロード(Kevin MacLeod)という音楽家をご存知だろうか?恥ずかしながらワタシは知らなかった。そのケヴィン・マクロードのドキュメンタリー映画 Royalty Free: The Music of Kevin MacLeod が作られている。このトレーラーの冒頭、ケ…

インターネット・アーカイブが今週創設25周年を迎える

www.voyager.co.jpこのボイジャーのページで知ったのだが、今週の10月29日で Internet Archive は創設25周年を迎えるのな。Internet Archive にも25周年を記念したページができているが、まずはその25年前当時を振り返る動画は、日本語吹替/字幕付きなので…

歌川広重が遺した11枚の影絵がなんとも楽しく、心を和ませる

kottke.org歌川広重(かつては安藤広重とも呼ばれた)というと江戸時代の浮世絵師で、「東海道五十三次」や「名所江戸百景」といった作品で知られる……とか通り一遍のことしかワタシも知らないのだが、彼が描いた影絵の連作が取り上げられている。影絵の一覧…

クリエイティブ・コモンズ設立20周年を祝い、久方ぶりに寄付をした #CCTurns20

creativecommons.org2001年にローレンス・レッシグによって立ち上げられた Creative Commons が今年20周年を迎えている。やはり今年 Wikipedia も20周年を迎えているが、クリエイティブ・コモンズの場合、ウィキペディアほど人口に膾炙していない。それでも…

ビットコインの安価でセキュアなペイメントプロトコルについての決定版となる本が今年夏に出る(が、既にネットで全文読める)

調べものをしていて、Andreas M. Antonopoulos の新刊 Mastering the Lightning Network が今年夏にオライリーから出るのを知る。Mastering the Lightning Network: A Second Layer Blockchain Protocol for Instant Bitcoin Payments作者:Antonopoulos, And…

『Wikipedia @ 20』の第21章「ウィキペディアにはバイアスの問題がある」も訳してみた

Technical Knockout にウィキペディアにはバイアスの問題があるを追加。Jackie Koerner の文章の日本語訳です。yamdas.hatenablog.com先月の第10章に続き、Wikipedia @ 20 の第21章を訳してみた。Wikipedia @ 20: Stories of an Incomplete RevolutionThe MI…

F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』がパブリックドメイン入りし、さっそく二次創作がいくつも発売されていた

yamdas.hatenablog.comF・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』のパブリックドメイン入りについては2020年秋、というか正確には「なぜギャツビーはパブリックドメインでないのか?」を訳した2013年の時点から話題にしてきたことだが、無事2…

『Wikipedia @ 20』の第10章「ロールプレイングゲームとしてのウィキペディア、もしくは一部の大学人がウィキペディアを好きではない理由」を訳してみた

Technical Knockout に ロールプレイングゲームとしてのウィキペディア、もしくは一部の大学人がウィキペディアを好きではない理由を追加。Dariusz Jemielniak の文章の日本語訳です。yamdas.hatenablog.com昨年末に紹介した Wikipedia @ 20 だが、せっかく …

もうすぐ20歳の誕生日を迎えるウィキペディアとそれを祝う(?)書籍の刊行

yamdas.hatenablog.comこの文章でワタシは、「ウィキペディアは来年の1月15日に20歳の誕生日を迎える」「Wikipedia は非営利では今や世界最大のウェブサイトであり、20年はキリが良いので、来年のはじめにはなんらかのイベントがあるんだろうな」と書いたが…

オープンソースな義足は人工器官の研究を促進するか

spectrum.ieee.orgズバリ、オープンソースな義足 Open Source Leg の紹介なのだけど、義足(義肢)の設計情報と臨床試験の詳細をオープンソース化によりオンラインで自由に利用できるようにすることで、人工器官の研究者を支援したいというミシガン大学アナ…

2021年にF・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』がパブリックドメイン入りするのか!

www.longislandpress.comF・スコット・フィッツジェラルドの代表作『グレート・ギャツビー』が2021年にパブリックドメイン入りするという記事である。まだパブリックドメインになってなかったの? と驚く人もいれば、そんなのとっくに知ってましたけど? と…

テキサス法科大学教授ロバート・チェスニーの電子書籍「サイバーセキュリティの法律、政策、制度」バージョン3.0が公開されている

ロバート・チェスニー(Robert M. Chesney)は肩書的にはテキサス法科大学教授であり、情報セキュリティとその法律に関するエキスパートなのだが、国家セキュリティ問題を扱うブログとして有名な(ブルース・シュナイアー先生もたまに寄稿している)Lawfare …

人文・社会科学の学術図書のオープンアクセスを推進し、CCライセンスの出版物をダウンロードできるOAPENコンソーシアムを今さら知る

きっかけは、Human Rights in the Age of Platforms という本について調べていたときである。Human Rights in the Age of Platforms (Information Policy)作者:出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2019/11/19メディア: ペーパーバックHuman Rights in th…

葛飾北斎の傑作「神奈川沖浪裏」が博物館、著作権、そして今日のオンラインコレクションについて教えてくれること

原題の「The Great Wave」とは、葛飾北斎の「富嶽三十六景」における神奈川沖浪裏のことだが、そういえば2年前に大英博物館に行ったとき、日本美術の展覧会を控えていたようで、広告に描かれていたのがこの神奈川沖浪裏で、やはり北斎の代表作というだけでな…

スクラッチからビットコインをプログラムして理解する『Programming Bitcoin』がオライリーから出るぞ

ビットコイン/ブロックチェーン本も既にたくさん出ているが、Python で Bitcoin ライブラリのプログラミングを解説する Programming Bitcoin という本が出る。こういう本を出すのは、やはりオライリーだよな。Programming Bitcoin: Learn How to Program Bi…

アメリカにパブリックドメインが帰ってくることを祝してインターネット・アーカイブに寄付した

Join us for A Grand Re-Opening of the Public Domain — January 25, 2019 San Francisco | Internet Archive Blogs Join us for A Grand Re-Opening of the Public Domain - Creative Commons これを読んではじめて気づいたのだが、1998年に制定されたソニ…

電子フロンティア財団とMcSweeney'sがタッグを組んだ『The End of Trust』が無料ダウンロード可能

"The End of Trust" - EFF/McSweeney's collaboration on privacy and surveillance - is in stores and free to download now! / Boing Boing ‘The End of Trust’ – On Sale in Bookstores and Free to Download Now! | Electronic Frontier Foundation 電…

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)