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『Make Vol.04』などオライリーの話題

半年に一度の『Make: Technology on Your Time』Volume 04 が今月末出る。

Make: Technology on Your Time Volume 04

Make: Technology on Your Time Volume 04

例によって翻訳で参加させてもらっているが、今回は事情があって量は少ない。『Make』については刊行される際にまた取り上げさせてもらう。

オライリーというと少し前に『Core Memory』を献本いただいた。

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

これはヴィンテージコンピュータの写真集なのだが、これがただのレトロ趣味でない圧倒されるものがあって、美しさはもちろんだがある種の禍々しさすら感じる本だった。

この本については著者の来日イベントもあるとのこと。

IT業界7つのヨゴレ仕事

Slashdot で知った記事だが、IT業界最大の汚れ仕事として挙げられているのは以下の7つ。

  1. 泥沼システムのアーキテクト(Sludge systems architect)
  2. データセンター移行の専門家(Datacenter migration specialist)
  3. エンタープライズスパイエンジニア(非合法活動)(Enterprise espionage engineer (black ops))
  4. 部署間和平交渉担当者(Interdepartmental peace negotiator)
  5. オンサイトリブートの専門家(On-site reboot specialist)
  6. ヘルプデスクのゾンビ(Help desk zombie)
  7. レガシーシステム考古学者(Legacy systems archaeologist)

手厳しいね。そのココロについては原文をあたってちょうだいな。

マイケル・ジャクソンと「地獄へ道づれ」

何もマイケル・ジャクソンと心中しようという話ではない。

「スリラー25周年記念」盤が絶好調!マイケル・ジャクソンの意外な交友録から引用。

1980年代当時、シングル化の予定がなかったクイーンの「地獄へ道づれ/Another One Bites the Dust」を「シングルカットするべきだ!」と助言したのは他でもないマイケルで、結果、同曲は見事チャートのナンバーワンに輝き、作曲者であるクイーンのベーシスト、ジョン・ディーコンを勇気づけたという。

この話は知らなかった。wikipedia:地獄へ道づれは、ディスコ調のクイーンとしては異色のナンバーだが、実はクイーン最大のヒット曲で、何よりワタシの好きなクイーンの曲のトップ3に入るのでマイコーには感謝しなきゃならない。

Greatest Hits 1 & 2

Greatest Hits 1 & 2

ところでマイケルの『スリラー』というと、「結婚式スリラー踊り」が受けた。結婚披露宴の余興が星占いよりも嫌いなワタシも楽しめる。

それにしてもこの新郎、ノリノリである

Thriller (25th Anniversary Edition CD/DVD)

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『フォルティ・タワーズ』のDVDが再発

フォルティ・タワーズ DVD-BOX  [DVD]

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長らく品切れだったのでありがたいことである。ジョン・クリーズが一時期パイソンを離れ全力を尽くしたシットコムの大傑作である。「モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス」よりご当地ネタが少ないので、ある意味パイソンより安心してお勧めできる。

2シーズンでたったの12回なのだが、とにかく密度が濃くてこれ以上は無理だったのだと分かる(パイソンのときのようにギリアムのシュールなアニメにつなぎを頼むわけにいかない)。

しかしなぁ、この価格で「低価格版」って、オイラはいくらでこの DVD ボックスを買ったんだろう(怖いので検索はしないでおこう)。

しかも今回は特典音声として納谷悟郎さんの吹き替えナレーション付きかぁ。うー、欲しくなるじゃないか!

今だと26%引きでございます。

アバウト・シュミット

アバウト・シュミット [DVD]

アバウト・シュミット [DVD]

『サイドウェイ』が良かったので、その前作も観てみたが、本作を観て痛感したのは、ジャック・ニコルソンという俳優の偉大さである。

何を今更と言われそうだが、(『シャイニング』あたりを代表とするオーバーアクティングとはまた違った)演技で映画に必要なタメを作り、映画をドライブさせる力量を持った俳優となるとそうそういない。

あと本作ではキャシー・ベイツも良かった。いや、ワタシの知る限り、彼女のひどい演技というのを見たことがないのだが、本作は特にきてる。

本作は感動ドラマだと思ってみた人には評判が悪いようだが、これは映画会社の宣伝文句が悪いとしかいいようがない。全然そういう映画じゃないもの。一方でコメディーとして不愉快という人の感想も分からない。

結局本作は何も取り戻すことも変えることもできなかった男の話である。だからこそ、ある意味虚しいとしか表現しようのないラストがグッとくるのではないかい。

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