yomoyomoの読書記録に侍功夫編集『Bootleg Vol.1 DYNAMITE!』を追加。
文学フリマで入手した本は、まだこれと『bnkr vol.03』における児玉サヌールさんの小説しかまともに読んでいない。それらをすべて読書記録で取り上げるつもりはないが、『Bootleg』は Vol.0 を取り上げたなりゆきで。
純粋な読書記録というより、本を手に入れる周辺の話が多いですね。そういうのが嫌いな方には申し訳ない。
当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。
yomoyomoの読書記録に侍功夫編集『Bootleg Vol.1 DYNAMITE!』を追加。
文学フリマで入手した本は、まだこれと『bnkr vol.03』における児玉サヌールさんの小説しかまともに読んでいない。それらをすべて読書記録で取り上げるつもりはないが、『Bootleg』は Vol.0 を取り上げたなりゆきで。
純粋な読書記録というより、本を手に入れる周辺の話が多いですね。そういうのが嫌いな方には申し訳ない。
はてなダイアリーが大幅バージョンアップした。その中には今更かよという機能もあるが、better late than never ということで、これだけのバージョンアップを特に大きなトラブルもなく実現させてお疲れさまである。
正直、大きなリニューアルするなら、はてなメッセージをはてなダイアリーから外してもよかったのだと思うのだけど(あれまだ使っている人いるの?)、個人的には iPhone ビューと Twitter 連携機能の追加がありがたかった。
特に後者は大きいが、それだけに諸刃の刃でもあるだろう。それはそうとこれからtwitter記法をぼちぼち使うことになると思うし、ここの更新内容の Twitter 通知は今日から使うがちゃんとうまくいくかな。これにより twitterfeed に頼らなくて済むならありがたい(追記:ダメだった。エントリ毎に表示されないのでは意味がない。twitterfeed も併用する)。
はてなダイアリーに Twitter アカウント連携の設定をしたので、自動的にはてな×Twitter連携記念プレゼントキャンペーンに登録完了ということかな。
調べものをしていてたまたま知った。著者として仲俣暁生さん(id:solar)と岡本真さん(id:arg)の名前がクレジットされているが、Amazon のページによると、
長尾真、津田大介、金正勲など、出版をとりまく世界の論客が縦横に論ずる未来。
100年に一度の激動期を乗り越える叡智がここに結集。
とのことなので、お二人の単純な共著というより編著で、いろんな論客が寄稿している本なのかな。
ワタシもマガジン航にいくつか寄稿させてもらっていて、電子出版や電子書籍のあれこれに頭を突っ込んでいて、タイヘンには違いないが面白さもいろいろ感じる。
いずれにしてもこの面子の話は読んでみたい。刊行は7月中旬予定。
病気のことは知っていたので驚きはないが、やはり悲しいものがある。
彼の映画界における貢献は何か。こないだ取り上げた彼自身の証言を再度引用する。
アメリカン・フィルム・インスティテュートによると、『地獄の黙示録』は"偉大な映画トップ100"に入る作品だそうだよ。『ジャイアンツ』と『理由なき反抗』、それに『イージーライダー』も入ってるんだ。だから、おれは偉大な映画100本中4本に出演したってわけだ。ちなみに、1位は『市民ケーン』だそうだ。それに関しちゃ、なんの文句もないね。
一般には『イージーライダー』の監督、脚本、主演となるのだろうが、正直ワタシはあの映画をそれほど良い映画と思ってなくて、松谷創一郎さんも書くように当時は斬新だったのだろうが、何より映画として雑だし唐突である。しかし、あの鮮烈なラストは今も印象的で、あの時代の空気を掴んでいたのは間違いないだろう。
『イージーライダー』当時生まれてもなかったワタシにとって、彼は『地獄の黙示録』のイカれたジャーナリストであり、『ブルーベルベット』のやはりイカれたギャングだった。これも前にも書いたが、ワタシとしては『トゥルー・ロマンス』に続くクリストファー・ウォーケンとの二大狂気俳優の対決をもう一度観たかったな。
『ジャイアンツ』や『暴力脱獄』など、彼が出演していて観ていない名作はまだまだあるな……
さて、上に引用したCUT 1999年8月号(No.90)を調べていて、これまで知らなかった面白い話を知った。
おれはマイルス・デイヴィスと友達だったんだ。あるときマイルスがおれに向かって、『おまえのために曲を書いたよ』って言ってきたから、『で、それがどうしたんだよ(ソー・ホワット)?』って答えたんだ。当時のおれの口癖でね、マイルスがなにを言っても、『で、それがどうしたんだよ?』っていうのがお決まりのパターンだったんだよ。っていうより、なんて答えたらいいのかわからんことばっかりだったからな。とにかく、ある晩マイルスが、『おまえのために曲を書いたよ。"ソー・ホワット"だ』って言ってきた。『カインド・オブ・ブルー』っていうアルバムに収録されてるんだが、ほんとにすばらしい曲だったよ。
恥ずかしながらマイルス・デイヴィスとの交友は知らなかった。『Kind of Blue』はワタシもこよなく愛するアルバムだけど、"So What" はマイルス・デイヴィス自身の口癖としても有名で、そこからとられたと思っていたが、ホッパーにとっては「俺のために奴が書いた曲」ということらしい。少なくともマイルスに「で、それがどうしたんだよ?」と言える人間は限られるわな(笑)
とりあえず『Kind of Blue』を聴いて偉大なるイカれ親父を偲ぶことにする。
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