yomoyomoの読書記録にTheodore Gray『Mad Science 炎と煙と轟音の科学実験54』を追加。
Mad Science ―炎と煙と轟音の科学実験54 (Make:PROJECTS)
- 作者: Theodore Gray,高橋信夫
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/05/24
- メディア: 大型本
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いやはや、とてもムチャでキレイな本でした。
当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。
yomoyomoの読書記録にTheodore Gray『Mad Science 炎と煙と轟音の科学実験54』を追加。
Mad Science ―炎と煙と轟音の科学実験54 (Make:PROJECTS)
いやはや、とてもムチャでキレイな本でした。
ソーシャルメディアでトラフィック上位サイト調査結果をみたら、そういや Slashdot の影がすっかり薄くなったねー、というところからはじまっている記事。
確かに Quantcast のデータを見ても他サイトに読者は流出してるようで、Richard MacManus が Twitter で「ところでお前らまだ /. 読んでる?」と質問して得られた反応が、「時々。1998年から読者だけど、今じゃもうフォローしてないね」「今でも週に一度は訪問してるけど、もはやコメントはしない」「スラドって Digg や Reddit とはかなり違うとこだよね。確かにあまり読まなくなっている。最近じゃ月に一回あるかどうか」「何年も読んでない。あの思い上がった感じとコメントのフレームウォーにうんざり」といった反応が寄せられている。
実際には未だ忠実な読者もいるのだけど、いまどきなソーシャルメディア技術の取り込み、そしてニュース掲載が、Web 2.0 ソーシャルブックマークサービスに比べトロいことに不満を持っているようだ。
そういえば三年近く前に「Slashdotはいつピークを越えてしまったのか」というエントリを書いたことがあるが、そこでの「Slashdot にうんざりな理由」に、ソーシャルメディア技術の取り込みの乗り遅れが加わった感じか。そして、それは日本版にもまるっとあてはまる状況だろう。日米とも忠実なユーザ層がそれなりにいる以上、すぐに消滅なんて話にはならないだろうが、少なくとも /.J が今なくなったとしても正直ワタシは特に惜しいとは思わない。
紹介するのが遅れたが、オライリーの Make Magazine が主催する Maker たちのハウツーノウハウの集大成というべき Make: Projects ができている。
Make というと、日本版は今年1月に出てから空白が続いているが、今月 Vol.10 が出るのは間違いないので、詳細が分かったらまたここで紹介する。
コリィ・ドクトロウが紹介している Sanjoy Mahajan の Street-Fighting Mathematics という本が面白そうだ。
「市街戦の数学」という題名が興味をそそるが、「泥臭く、日和見な問題を解決」するのに数学を適用するというのは、『ヤバい経済学』の数学版みたいのを期待してしまうがどうなんだろう。
あとこの本については、MIT のページに、いずれ本がクリエイティブ・コモンズの表示-非商用-継承ライセンスの元でオンライン公開されることが告知されている。その面でも注目で、誰か翻訳して公開するなり出版社に持ち込むなりするといいんじゃないか。
ここで紹介されている Arman Bohn のアルバムに収録された "Brain Games" のビデオがニンテンドーDSiで作られたとのことで……これってうごメモはてなだよね?
正確には Flipnote Studio がサービス名なのか。
そうそう、ついでにはてなロゴTシャツ&ステッカー欲しい!(キャンペーンページ)と叫んでおこう。はてなは、他はともかくTシャツは常に品質が良いからね。
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