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『Make: Technology on Your Time Volume 11』発売

『Make: Technology on Your Time』日本版紹介ページに Volume 11 の情報を追加。

Make: Technology on Your Time Volume 11

Make: Technology on Your Time Volume 11

例によって前号から半年以上経っているが、ワタシ的にはここ数回の最低貢献度選手権王者状態から今回は脱しているはずなので嬉しい。

今年に入ってから急遽「ハッカースペースの作り方」の翻訳依頼を受けたのだが、ちょうど昨年秋の Make: Tokyo Meeting 06 のときにハッカースペースについてのトークを聞いていたので助かった。

思えばそのときは、外で昼飯食べてたら Twitter 経由で山崎富美さん([twitter:@Fumi])に話しかけられ慌てて体育館に出向いたのだが、彼女がいたのがそのハッカースペースのトーク会場だったのだ。こないだの Wired Vision 原稿に続き、山崎さんに感謝しなければならない。そうそう、山崎さんが書かれている Code of Conduct の話も「ハッカースペースの作り方」に出てくるよ。Be excellent to each other!

さて、その Make: Tokyo Meeting だが、その今後の運営についてアナウンスが出ている。

実は Make: Tokyo Meeting 06 の会場でオライリー田村さんと雑談したときに MTM07 がないという話は伺っていたのだが、次段階にあたるイベントも東日本大震災により仕切りなおす必要が生じている。イベントを開催するだけでも大変なエネルギーが必要なのに、いろいろ配慮すべき係数が多くなり、頭を悩ませていることと思う。今はひとまず待つとしましょう。

ロケーションサービス開発における3つの大きな課題

明日から開催される Where 2.0 2011 カンファレンスの宣伝インタビューだが、Facebook の Open Graph を利用して超ローカルニュースをソーシャル化する Fwix の創業者 Darian Shirazi が、ロケーションサービス開発において最も難しい問題を三つ挙げている。

  1. 位置周りの適切でリアルタイムな情報の収集(分散クローリングシステムが必要)
  2. 固有表現抽出(例:ニュース記事からどの場所が話題になっているか把握)
  3. 位置分類情報の構築(Google Places API などでは不十分)

難易度は易しい順序で、1→3→2となるらしい。ふーむ。

東日本大震災復興支援チャリティーライブにおけるルー・リードらの演奏動画が公開されている

先月27日にニューヨークで開催された東日本大震災の復興支援チャリティーライブにおけるルー・リードらの演奏動画が、主催者である Japan Society の公式 YouTube チャンネルで公開されていた。

ルー・リードローリー・アンダーソン夫妻にジョン・ゾーン(今回のライブの企画は彼の呼びかけで始まったらしい)の組み合わせはここ数年おなじみである。

演奏的にはモントルージャズフェスティバルで大ブーイングをくらったりした予想通りな即興演奏で特にコメントはないのだが、後半和太鼓が加わっていて、これが躍動感を加えていてよかったと思う。

なお、件の YouTube チャンネルではこの三人に加えて著名な作曲家であるフィリップ・グラスのインタビュー、というか彼らがなごやかにだべっている動画も公開されている。

世界で最も知られる日本のバンドBorisのインタビューに衝撃を受ける

既に各所で話題になっているインタビュー記事だが、ワタシはメタル系、ノイズ系が得意でないため、この Boris というバンド自体不明にも知らなかったのだが(映画『告白』にも曲が使われてたのね)、すごく冷静に語っていてとんでもなく面白いインタビューになっている。

特に面白かったところを引用しようかと思ったが、数が多すぎるので止めておく。頭からケツまで読みどころで、ワタシ的にはとても参考になったのでまだ読んでない方にはご一読をお勧めする。

New Album

New Album

シドニー・ルメットの名作DVDが安売りされている

シドニー・ルメットの映画は『十二人の怒れる男』、『デストラップ/死の罠』、『ファミリービジネス』の三本しか観たことがなく、しかも80年代以降は少数の例外を除けば低迷していたとの評判もあり、あまり彼の名前を思い出すこともなかった。

しかし、遺作となった『その土曜日、7時58分』で健在を示し、『レイチェルの結婚』で彼の娘さんが脚本を担当したこともあって謝辞に名前が挙がっているのを観てそろそろ彼の代表作でも観ようかと思い、また早二年……

Amazon を調べてみたら、彼の名作とされる作品がいくつか1000円以下で売られている。これを機会にいかがだろうか。

これは子供時代に観てとても強い印象が残っている。ヘンリー・フォンダはもちろんのこと、最後まで有罪にこだわるリー・J・コッブ(『エクソシスト』のキンダーマン警部!)の演技もいいんだよね。

評決 [DVD]

評決 [DVD]

この二作ともルメットはアカデミー監督賞にノミネートされているが、結局彼は名誉賞をもらうまでアカデミー賞をとれなかった。『セルピコ』や『オリエント急行殺人事件』など監督賞にノミネートすらされていない代表作もあり、アカデミーは彼に冷たかったと言われても仕方ないだろう。

80年代後半以降ルメットの作品から冴えがなくなったと言われるが、これは数少ない例外でニック・ノルティがごっつい悪役をやっているらしい。

ワタシも折角だからと週末『狼たちの午後』を借りようとしたのだが、近場の TSUTAYA にはブルーレイ版しかなかった。畜生!

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