シドニー・ルメットの映画は『十二人の怒れる男』、『デストラップ/死の罠』、『ファミリービジネス』の三本しか観たことがなく、しかも80年代以降は少数の例外を除けば低迷していたとの評判もあり、あまり彼の名前を思い出すこともなかった。
しかし、遺作となった『その土曜日、7時58分』で健在を示し、『レイチェルの結婚』で彼の娘さんが脚本を担当したこともあって謝辞に名前が挙がっているのを観てそろそろ彼の代表作でも観ようかと思い、また早二年……
Amazon を調べてみたら、彼の名作とされる作品がいくつか1000円以下で売られている。これを機会にいかがだろうか。
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これは子供時代に観てとても強い印象が残っている。ヘンリー・フォンダはもちろんのこと、最後まで有罪にこだわるリー・J・コッブ(『エクソシスト』のキンダーマン警部!)の演技もいいんだよね。
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この二作ともルメットはアカデミー監督賞にノミネートされているが、結局彼は名誉賞をもらうまでアカデミー賞をとれなかった。『セルピコ』や『オリエント急行殺人事件』など監督賞にノミネートすらされていない代表作もあり、アカデミーは彼に冷たかったと言われても仕方ないだろう。
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80年代後半以降ルメットの作品から冴えがなくなったと言われるが、これは数少ない例外でニック・ノルティがごっつい悪役をやっているらしい。
ワタシも折角だからと週末『狼たちの午後』を借りようとしたのだが、近場の TSUTAYA にはブルーレイ版しかなかった。畜生!