当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

『情報共有の未来』が正式版になりました! #infoshare

『情報共有の未来』がβ版から正式版になりました。達人出版会から購入できます。

昨年末のβ版公開から二ヶ月近く経ち、遂にβ版が外れた。これまで「正式版が出たら」と思っていた方も、もう遠慮なく購入できるよ!

今夜はささやかながら発泡酒で祝杯をあげさせてもらっている。

どうか皆様よろしくお願いします。

モーリン・タッカーのアンソロジーが出る!(笑)

いや、笑っちゃいけないのだが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのドラマーとして名高いモーリン・タッカーのアンソロジーが来月発売になるのを知った(上記リンク先で全曲試聴できる)。

Moe Tucker Anthology

Moe Tucker Anthology

アンソロジーといっても2枚組だし、ヴェルヴェッツの曲の再演がそれなりの割合を占めるのだが、どうも彼女は存在自体に憎めないところがある。

大体彼女はドラマーとしての基本的な能力からしてない人なのだが、この人のリズムキープという概念すら無視したドラミングをルー・リードが称えていて、確かにヴェルヴェッツの曲には彼女の木魚ドラムがぴったり合っていたのだ(嗚呼、彼女がドラムを務めた1990年のルー・リード来日公演を見たかった……)。

そんな彼女も10年近く音楽活動から遠ざかっており、数年前 Tea Party の集会に参加したところ偶然テレビにインタビューされた映像が波紋を呼んだが、それについて聞かれたときのコメントはそれなりに筋が通っていた。

リベラル派ってみんなのことが好きじゃなかったの? 貧しい人とか、移民とか、ゲイとか、障害者とか、マイノリティーとか、犬とか、猫とか、いろんな色の目の人とか、いろんな色の髪の毛のひととか、平和とか、愛とか、そんなの全部嘘でしょ? 自分たちとまったく同じように考えない人に対してまるで寛容じゃないというところがとても興味深いところね。反対すると即座にバカ扱い、ナチス扱い、差別主義者扱い。それって相当におかしいわよ!

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのモーリーン・タッカー、ティー・パーティ支援について初めて語る (2010/10/21) 洋楽ニュース|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

このアンソロジーがいくらか売れて彼女の暮らしが少しは裕福になってほしいし、少なくとも Tea Party の集会に行かずに済むようになってほしい。

ヤング・ゼネレーション

「キラキラ」で宇多丸さんが激賞していて興味をもった映画。

今なら「ニート」という枠にくくられてしまう19歳の大学にも行かず、働くわけでもない仲良し四人組の話で、イタリアかぶれの自転車選手のデイヴを軸に話が進む。

何とも行き場がなく、いつまでも仲良くつるんでいるわけにもいかない年齢になった四人の話ももちろん良いのだけど、本作のような映画は、デイヴの両親役がよくないとダメなのである。本作はこれがよい。四人が時間をつぶす石切り場とそこにできた池という設定もちゃんと考えられている。

自転車に関してデイヴがちょっと出来杉君な設定に頼ってる、とか問題もいくつか挙げられるだろうが、最後の自転車レースの場面になると、分かっていても盛り上がってしまう。

観終わった後でムーチャ役がジャッキー・アール・ヘイリーなのを知って驚いた。

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)