件の買収報道には、やはりブロガーとジャーナリストの緊張関係が背景にあるとワタシは思う。
そうした中、Jay Rosen が Bloggers vs. Journalists is Over という長文のエントリを書いている。結論はタイトルに言い表されているわけだが、そこにいたる過程についてはやはりエントリを読んでもらうほかない。
面白いのはこのエントリが Blogging, Journalism & Credibility というカンファレンスのために書かれたもので(Rebecca MacKinnon が主催者側にいる)、向こうのブロガーの方々はこういった外に向けたプレゼンテーションをよくやるなという印象がある。
件のエントリは Dan Gillmor の Ending One Fruitless Debate で知ったのだが、草の根ジャーナリズム、市民ジャーナリズムを唱道する彼にしてもこの手の対立を煽る話はうんざりらしい。
ブロガーはジャーナリストなのかと聞かれると、私はあきれて言う。「そういう人もいるでしょうし、そうでない人もいます」
結局はそれだけのことなのだが、話を日本に移して「ブログから生まれるジャーナリズムは」のような夜郎自大なジャーナリスト側の文章を読むと……