これは正確には『デジタル音楽の行方』への反応ではなく『The Cult of the Amateur』への反応なのだが、久しぶりに FoM タグを使ってみたかったので。
結局『デジタル音楽の行方』は、音楽産業はネットを基軸に据えて(レコード会社からミュージシャンからレコード店までみんな)変わらなきゃいけないと説く本で、その最適化が全然な状態に居直って、現状金を出す人が少なく、売り上げが落ちてるからダメというんじゃ初めから噛み合わないよな。
ワタシはまだ最初のほうしか読んでないが、いずれこの本についてはちゃんと取り上げるつもりである。
あと個人的にはこの本の最初、Web 2.0 エヴァンジェリストが自分のやっていることを「MySpace と YouTube と Wikipedia と Google の出会い」と評したのに対して、Andrew Keen は「無知と利己主義と悪趣味と衆愚の出会い」とやり返し、「君は21世紀のハックスリーをやろうとしてるんだな」「『すばらしい新世界2.0』に乾杯!」というすかしたやり取りに笑ってしまった。
- 作者: David Kusek,Gerd Leonhard,yomoyomo,津田大介
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 単行本
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