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アカデミー賞授賞式の極私的名場面いろいろ

YouTube のアカデミー賞公式チャンネルができたときに名場面をいろいろ取り上げたが、またアカデミー賞の季節になったので、その後追加された動画の中で個人的に好きな俳優さんたちの晴れ姿を紹介させてもらう。

これだけ70年代になるが、『ディア・ハンター』でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン様を取り上げずにはいられない。彼らしい狂気を体現する演技でオスカーがとれたのは彼にとってとても良かったと思う。

我が愛しのフリーク女優ジョディ・フォスターは『告発の行方』で一回目の主演女優賞を受賞する。彼女の役柄が役柄なだけに、ドレスをぐっと引き上げる動作にギョッとした。

それにしてもトム・クルーズが若い! 80年代既に "The winner is ..." でなく "The Oscar goes to ..." になってたのね。

告発の行方 [DVD]

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前回、『ペーパー・ムーン』のテイタム・オニールの受賞スピーチを「おそらくもっとも短い」と書いたが、それより短いかもしれないのが『グッドフェローズ』で助演男優賞を獲得したジョー・ペシの受賞スピーチ。

グッドフェローズ [DVD]

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堂々とオスカーを高く掲げる姿が印象的なアンソニー・ホプキンスだが、人肉食の連続猟奇殺人犯役が主演男優賞を獲得するのは異例としかいいようがなく、『羊たちの沈黙』は本当に影響力の大きい映画だと思う。

名優アル・パチーノは8回目のノミネートにして初めてのオスカー。当然のようにスタンディングオベーションになっている。

確かに『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』での彼の演技は素晴らしかったけど、どう考えても70年代のアメリカンニューシネマの名作でとっておくべきだろ、と会場の皆思ったはず。

これは受賞スピーチではないが、1996年の第68回アカデミー賞に登場したクリストファー・リーヴは、前年の乗馬競争時の事故による脊髄損傷にも関わらず威厳を失ってない。

あなたは生きているだけで意味がある

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楽しい受賞スピーチとしては『ザ・エージェント』で助演男優賞を獲得したキューバ・グッディング・ジュニアが有名か。音楽が鳴り出してからもうどうにも止まらなくなるところが笑える。

ダニエル・デイ=ルイス『マイ・レフト・フット』に続き、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で二度目の主演男優賞を獲得したときの受賞スピーチ。

彼が壇上で跪いているのは、プレゼンターのヘレン・ミレンが前年エリザベス女王役でオスカーを獲得したのを受けているわけだが、こうした所作も素敵よねー。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

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