この件、正直ワタシはよく分かってないので日本語で誰かまとめてくれないかなと思って待ってたら半月以上経ってしまったので簡単に触れておく。
ワタシは Harald Welte のブログエントリで知ったのだが、Busybox の著作権保有者である Software Freedom Conservancy(SFC)による GPL 執行のやり方が論争になっていたようで、非 GPL ライセンスな Busybox の代替物を作ろうやという提案がなされたとのこと。
Harald Welte がこの話題に関心を持つのは、彼自身著名なオープンソースプログラマというだけでなく、Software Freedom Conservancy が Busybox についてやっているように、彼も gpl-violations.org において Linux カーネルの GPL 執行の活動をやってるからなのだが、非 GPL な Busybox を提案した人が Sony のエンジニアであり、Busybox は組み込み Linux 機器の相当割合で使われているユーティリティであるため、いろいろ憶測を呼んだようだ。
その後 SFC の Bradley M. Kuhn が Embedded Linux Conference の会場で、その Sony の Tim Bird と会合をもち、Busybox に対する SFC の GPL 執行についての懸念が誤解であることを伝えたようだ。
Kuhn としてはフリーソフトウェアが書かれること自体はよいことなのだから、非 GPL な Busybox 代替物だって別にいいよということみたいだが。
そうそう、ワタシも Kuhn の「当代GPL違反分析」という文章を訳してるね。