クリス・アンダーソンの新刊ともなれば、原著が出る半年以上前に大体内容を知るのだが、今回はまったく知らないまま邦訳刊行の話を知ってびっくりした。

- 作者: クリス・アンダーソン,関美和
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/23
- メディア: 単行本
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で、今回のテーマは「メイカームーヴメント」とのことで、『Make: Technology on Your Time』日本版にずっと携わってきた人間として勝手に親近感を持っている(確かアンダーソン自身、Make 本国版に寄稿してたはず)。
この本で名前が挙がっている Etsy なんか今ではかなり有名だが、ワタシが2005年に「お母さんにも分かるWeb 2.0」を訳した頃はかなり無名だったぞ、あと Ponoko のことも Volume 5 でブルース・スターリングの「Ponoko: ロングテールでプロアマ混合のデジタルなモノ作り」を訳してるぜ!
……というワタシの過去仕事のアピールはどうでもよいとして、「メイカームーヴメント」については JST(科学技術振興機構)が入門編として良い動画を配信している。
そうそう、オープンソース・ハードウェアと「メイカームーヴメント」の話では、こないだ青木靖さんが訳した「想像力をオープンソース化するArdurino」も参考になる。
10月に刊行される Make 日本版 Volume 12、そして12月に開催される Maker Faire Tokyo 2012 が一層盛り上がるのを願うばかりである。