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ハードウェアスタートアップへのアドバイス:製品の値付けが重要

こないだクリス・ディクソンが語るハードウェアスタートアップを始める人への4つのアドバイスを紹介したが、Contour の共同創業者にして前 CEO の Marc Barros がそれに勝るとも劣らない重要なアドバイスを文章にしている。それは製品にいくらの値段をつけるかという問題である。

確かに元々はウェブ系だったりソフトウェアをやっていた人がハードウェアスタートアップをやる場合、自分たちの製品にいくらの価格をつけるかというのは難しい問題だろう。ソフトウェアと違って AB テストをするわけにはいかない。

しかし、この価格こそがスタートアップの利益、つまりどれだけビジネスをやっていけるかを規定することにもなる。しかし、製品を出す前にそれがどれだけ売れるかなんて分からないわけで、しかし、値段を決めないことには売り出すこともできない。

ハードウェアスタートアップが陥りやすい問題に、ちゃんとした値段を課さないというのがあるようで、それはコスト意識の問題があると指摘している。

「利益は最後に加えるものじゃなくて、最初からプランに入ってるべきもの」というありがたい言葉に始まり、売上総利益(gross margin)はパーセントで考える、パッケージングや配送費、そしてサポート費用まで含めコストをしっかり見積もる、トップダウンな値付けとボトムアップな値付けといった話をしていて、この手の話題ってあまりする人がいないので貴重な文章だと思う。

ネタ元は O'Reilly Radar

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