こないだから始まった、Jessica Livingston『Founders at Work 33のスタートアップストーリー』から興味をひく発言を引用するシリーズの2回目である。
ヴィアウェブを買収しようと考える人はいつもいました。私たちがフレッド・イーガンを見つけたときにも、買収したいという会社が現れました。それは日本企業で、後に私たちのソフトウェアの模倣品を作って、日本で大成功を収めています。名前は楽天です。
この発言は Viaweb 創業者にして、現在は Y Combinator 創業者、またエッセイストとしても著名なポール・グレアムのものである。
『Founders at Work』に日本企業の話はほとんど出てこない。せいぜい WebTV の創業者の話にソニーが取引先となるまでの話があるくらいで悲しいものがあるが、久しぶりに日本企業の名前を見かけて思わず身を乗り出したら全然好意的な文脈じゃなかった(笑)。果たしてこのとき楽天が ViaWeb を買収していたら日本のオンラインショッピングの歴史はどう変わっていただろう?
Founders at Work 33のスタートアップストーリー
- 作者: Jessica Livingston,長尾高弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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