先月「Maker Mediaの操業停止とメイカームーブメントのこれから」というエントリを書いているが、Maker Media の後継となる会社 Make Community の立ち上げ、でも状況は楽観を許さないというステートメントが出ている。ワタシとしては、とにかくメイカームーブメントの火が消えないことを願うばかりである。
今週末 Maker Faire Tokyo 2019 が開催される。残念ながら地方在住のワタシは今回も多分参加できないが、オライリーの人たちはその成功のために粉骨砕身しているだろう。
オライリー・ジャパンが偉いのは、近刊でも『メイカーとスタートアップのための量産入門』のようなハードウェアスタートアップバブルに浮かれない地に足のついた本、『世界チャンピオンの紙飛行機ブック』のようなよくこんなヘンな本に目をつけたなと言いたくなる(失礼)本など、ずっとメイカー的本を出し続け、メイカームーブメントの火が消さない努力をたゆまなく続けているところである。
ソフトウェアエンジニアでオライリーの本のお世話になったことのない人はいないから、オライリーの偉大さは自明なことだと思ってしまうのだけど、Maker Faire のような大変な労力を要するイベントを続けていること、そしてその下支えもしていることは改めて称えられてよいのではないだろうか。
メイカーとスタートアップのための量産入門 ―200万円、1500個からはじめる少量生産のすべて (Make: Japan Books)
- 作者: 小美濃芳喜
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世界チャンピオンの紙飛行機ブック (Make: Japan Books)
- 作者: John M. Collins,久保田晃弘,金井哲夫
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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