yomoyomoの読書記録に 斎藤貴男『機会不平等』を追加。
実は随分前に読んでいて、書きかけていた文章をまとめただけだったりする。読まなきゃいけない本がたまっている。
当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。
yomoyomoの読書記録に 斎藤貴男『機会不平等』を追加。
実は随分前に読んでいて、書きかけていた文章をまとめただけだったりする。読まなきゃいけない本がたまっている。
事件そのものについての当方の立場は既に何度か書いているので、ここでは繰り返さない。いや、もちろん先月も氏とお会いしたワタシ的には残念ですよ。
ただそれ以上に残念だと思うのは、今回の判決において不正アクセス防止法についての議論が先に進まなかったこと。ちせさんによる「不正アクセス行為の禁止等に関する法律違反の判決公判を傍聴した記録」を読む限り、今後のマスコミによる報道でそれがなされる可能性も薄そうだし。
今回の判決が、ウェブセキュリティ問題の指摘や啓蒙などの活動に悪い影響を及ぼさないことを願う。
詳しくは WikiBana/VOL.4 - Wiki博覧会から、「発表/○○」のページを辿ってください。
一部の発表についてはプレゼン資料が既に公開されているが、このようなアフターフォローが行き届いているところが素晴らしい。
今後も Wiki ばなから目が離せない模様。詳細はおいおい明らかになるでしょう。
ご多分にもれず Photoblogs.org でもドキュメント作成には Wiki が利用されている。以下のページが面白かった。
ワタシ自身はほぼ普段デジカメを利用しないのでフォト(ブログ)サービスの類はまったく利用していないのだが、そのあたりを変えようかなと思っている次第。
Angela Beesley によると、全世界で映像や音声などのメディア・ファイルを共有するためにストレージを提供する Ourmedia が発足した模様。
なんかどこかで聞いたような感じもする話で、デビッド・バーンやロジャー・マクギンの曲、ローレンス・レッシグの音声などどこかで聞いたようなサンプルがあがっているが、このようにインフラというか受け皿がいろいろ立ち上がるというのは良いことだと思う。
Angela Beesley に話が来たのは、Wikimedia Commons(日本語版)との絡みだが、これら既存のプロジェクトとも協調してやっていきたいとのことで、実際 Angela Beesley は Ourmedia の advisory board への就任を要請され、彼女も了承している。
まぁ、この advisory board のメンバーを見ると、彼女の他にもレッシグ、Howard Rheingold、Dan Gillmor、 James Boyle、そして Doc Searls といったこれまたどこかで名前を聞いた人たちが連なっているわけだが。
1970年代後半から1980年代前半の「ゴス」の歴史を辿った力作ページ。かつて「ポジパンDJ 〜80年代暗黒青春物語〜」というページを作っている真実一郎さん、どうですか! ……って、とっくにご存知かしら(ポジパンDJの続きは書かれないのかな)。
いや、Origins of the term "Goth" なんてマジで訳そうかと思ったもん(サイト作者のメールアドレスが見つからず、連絡が取れない……)。
入管難民法違反により東日本入国管理センターに拘束されていたチェスの元チャンピオンボビー・フィッシャーが、アイスランド市民権を得て無事出国した。ワタシは将棋はアマ二段であるがチェスはルールも知らないので彼について何か語れることはない。しかし、極東ブログの「ボビー・フィッシャーを捕まえた」を読んで以来、この社会性の欠落した大天才の行く末を案じていた。ひとまず彼が自由の身になり安堵している。
天才なら法を破り、反社会的な言動を行うのも許されるのかと問う人もいるだろう。ああ、才能は時として法律の厳密な適用より優先されるのだよ。最近は誰も言い切ってくれないから、ワタシが勝手に言い切っておく。
イギリスの新聞は元々駄洒落の類が大好きなのだけど、このチェスの天才の名前と現代のニューヨークに失われた聖杯を探し求める大人のファンタジー『フィッシャー・キング』をひっかけた記事タイトルは、その苦さも含めて秀逸である。
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