今ではモンティ・パイソンよりも旅行番組のプレゼンターとして知られる(という枕詞を書くのも何回かの)マイケル・ペイリンだが、北朝鮮、イラクに続いて、Channel 5 の旅行番組でナイジェリアに赴いたとのこと。
しかしなぁ、モンティ・パイソンのメンバーでもっとも若いマイケル・ペイリンも80代を迎えており、昨年には、15歳のときに出会って恋し、その後結婚して57年(!)連れ添ったヘレン夫人を亡くしている。旅行番組どころでなくてもおかしくないのだが、Guardian のインタビューによるとマイケルは、この番組の旅は彼女を亡くして数か月しか経ってなかったが、この番組の仕事が自分を再生させてくれたとまで語っている。
前々回の北朝鮮、前回のイラクに比べて、今回のナイジェリアは現地で出会う人がとにかく陽気でエネルギッシュだったので、マイケルも元気をもらったという感じのようだ。
しかし、ナイジェリアの人たちとの邂逅は楽しいものばかりではなく、英国の植民地主義の罪を彼になじる女性も出てくるという。
ナイジェリアといえば、ChatGPT の語彙にナイジェリアが関係しているらしい話が少し前に話題になったばかりである。さすがにそんなところまで垣間見れる番組ではないはずだが、日本でも放映されないかな。
例によって彼の旅行番組は書籍化もされるようだが、刊行はずっと先の見込みである。
そうそう、マイケルが主役をはった映画『ジャバーウォッキー 4Kレストア版』の Blu-ray が出るんだね。思えば、テリー・ギリアムの監督作では、これだけ未だ観てないんだよな。