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第三回百万遍チャーの会における近藤淳也講演動画

ひょんなことで百万遍チャーの会はてな近藤淳也社長が講演したこと、そしてその動画がニコニコ動画にアップロードされているのを知る。

講演を聞いてみると、はてなフォトライフが動画に対応すること、年末から年明けにかけて新サービスを開始することなど知らなかった話がいろいろあって興味深いが、はてなのサイトのどこにもこれに関する告知、報告がないのは何でですか?

あと NHK スペシャルの「デジタルネイティブ」で大きめに取り上げられることも触れていたが、放送は11月になるみたいね。あとこの番組名は、以前取り上げた『Born Digital』の元となったハーバード大学バークマンセンターのプロジェクトにちなんだものなのかな。

以下動画にリンクしておくが、約1時間の講演を見る時間がないという人は、「夜の Discovery」のレポートを読むとよいだろう。

個人的には、「30過ぎたら人生は顔に出ます」という言葉が耳に痛かった。

FOSS界に見られる9つの姿勢の問題

ワタシも昔「オープンソースを巡るエゴの問題」という文章を訳しているが、ここで Linux.com への寄稿でおなじみ Bruce Byfield は、以下の9つの Attitude Problems を挙げている。

  1. 敵と味方を区別しない(味方を攻撃しちゃう)
  2. 部外者にソフトウェアについて語る(ソフトウェアに興味があるのは開発者だけ)
  3. 他のOSを真似て満足している
  4. 新参者への敵意(コミュニティが内向きになる)
  5. 開発者を特別扱いする(それ以外は二級市民扱い)
  6. マイクロソフトを嫌ってばっかり
  7. 商用開発を成長モデルと解釈する(商用ソフトの開発手法を真似るのはよいことばかりでない)
  8. 市場シェアを最優先事項にする(シェアを取ってもFOSSの理念を失っては意味がない)
  9. 完全にフリーなOSを実現するのをやめてしまう

特に後半は異論がある人もいると思うので、原文をあたってくだされ。

ネタ元は LWN.net

僕らのミライへ逆回転

やっぱりこの邦題はイヤだが、それはともかく評判も良かったのでかなり期待パンパンで観に行った。

しかし、最初どうも映画に乗り切れずにどうしたことかと思った。主演のジャック・ブラック『スクール・オブ・ロック』など好きなのだが、どうも彼の演技が過剰に感じられた。

あとこの映画で Sweding(Sweded)という言葉が生まれたが、ミシェル・ゴンドリーなのだからあっと驚くような手作り映画の見せ方をしてくれるものと期待値があがりすぎていたようだ。

ただ中盤以降、事前に予想していたのと少し違った展開に転びだすとぐーっと引き込まれていった。

本作で批判されるのは創造衝動が失われリメイクばかりの映画産業であり、権利保護の名の下に創造衝動を抑圧する権利者団体である。シガニー・ウィーバーが「私たち悪者ね」と呟くシーンがあるが、そうした連中の嫌らしい語り口まで本作は簡潔に表現している(「私にだって家族がいるの」「俺にはいない。それに何の関係がある?」)。

最後になって冒頭に流れるファッツ・ウォーラーのドキュメンタリー、そして失われゆくアナログな地域コミュニティという本作の裏テーマがつながってくるわけだが、そこからはエンドクレジットで流れる曲(これがすごくいいんだ)までまったく身動きができなかった。まさかジャック・ブラックの映画で涙を流す日が来るなんて思わなかった。

試写を行なうビデオ店を出たら……のラストに「あの映画」を連想した人は多いだろう。あれに限らず「映画についての映画」に名作とされるものが多い。本作をその一つに入れてよいかというと正直ワタシには分からない。ワタシは最近の映画の長尺化に反対な人間なのだが、本作は少し端折りすぎというかもっと時間をかけたほうがよいところがあったと思うし、そのせいか台詞でちょっと意味が取れないものがいくつかあったのが気になった。もっとも台詞に関してはワタシの頭の問題かもしれず、またこのコンパクトな作りは特に後半を長くやるとどうしても臭い話になってしまうのをゴンドリーが分かっていたからかもしれないが。

この映画の公式 YouTube チャンネルに、ミシェル・ゴンドリー自身がこの映画を Sweded した(!)ビデオがあったのではっておく。

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