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エターナル・サンシャイン

本作の脚本によりチャーリー・カウフマンはアカデミー脚本賞反逆者向けの賞?)を受賞しているが、この人が脚本の映画は『マルコビッチの穴』(asin:B00005HW6U)以来二度目である。

本作と『マルコビッチの穴』には三つの共通点がある。一つ目は小学生レベルの思いつきを実に見事なストーリーに昇華させていること、二つ目は心理学的アプローチを取る場面がびっくりするくらいつまらないこと、そして三つ目はいずれも脚本として最終的に破綻していること。

こう書くとけなしているようだがそうではない。他の映画を観てないから断言はできないが、破綻もこの人の芸風というかこの人なりの必然であるように思えるからだ。

個人的には本作のケイト・ウィンスレットに魅力を感じないというかぐっとくるところがなかったのでそこまで強い印象は残らなかったが、さすがミシェル・ゴンドリーというべきか抑制のきいた良い画を撮っているし、単純なハッピーエンドでないのもよかった。

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