Hotwire News(2007-01-09)にデヴィッド・リンチの最新動向について、分かったような分からないような話が載っている。
映画監督デイヴィット・リンチが、イギリスのフォーク歌手ドノヴァン(1960年代に「サンシャイン・スーパーマン」、「メロー・イエロー」、「天国の愛に包まれて」で大ヒットを飛ばし、ボブ・ディランのライバルと言われた)と共にアメリカでミニツアーを行なっている。このツアーの内容は、リンチがキャストにローラ・ダーン、ヘンリー・ディーン・スタントン、ジェレミー・アイアンズを迎えて制作した最新作「インランド・エンパイア」と、自らが執筆した新著「キャッチング・ザ・ブルー・フィッシュ」について語り、ドノヴァンが自分のヒット曲のセットを演奏するといったものだ。2人は共に超越瞑想へ関心を持っていたことがきっかけで知り合った。リンチと大学時代にルームメイトだったピーター・ウルフは、後にJ. ガイルズ・バンドにヴォーカルとして参加する。
引用部の最後の文章が唐突なのだが、知らなかったな。思わぬトリビア。
個人的にはリンチとドノヴァンって全然結びつかないのだけど、カルト教団立ち上げの噂と合わせると、「共に超越瞑想へ関心を持っていたことがきっかけ」というのも分からないでもない。でもなんだかなー。
それはともかく新作『Inland Empire』だが、前作『マルホランド・ドライブ』がナオミ・ワッツの出世作にしてどこを切ってもリンチ印な文句なしの傑作だっただけに期待が高まる一方で、件の事前情報に不安の念を抱いてしまうのも確かだ。