『ENDING ENDLESS 音楽本雑録』の内容は、音楽関連本(小説&ノンフィクション)に関して遠藤利明がここ10年くらいの間に雑誌、ムック、ブログなどに書いてきた原稿を円堂都司昭が加筆して再構成。逆に遠藤による円堂のリミックスもあり――という感じ。
http://d.hatena.ne.jp/ending/20100715#p1
先日開かれた電子書籍のフリーマーケット電書フリマにおいて、遠藤利明(円堂都司昭)さんの『ENDING ENDLESS 音楽本雑録』が販売されたとのこと。
上の文章を読んで、以前から思っていた疑問がまた頭をもたげた。id:ending さんの中で円堂都司昭と遠藤利明の区別はどのようになっているのだろう?
端的には前者が文芸評論用、後者が音楽ライター用なのだと思うが、『ENDING ENDLESS 音楽本雑録』の収録文章のタイトルを読んだだけでも両者を単純に線引きできないのが分かる。
ワタシ自身は昔ロキノン読者だったため、何より「遠藤利明」に愛着がある。氏にはじめてお目にかかれたとき、ワタシは『YMOコンプレックス』(asin:4582831753)にサインをいただくため持参したが、その著者名が円堂都司昭であることにちょっと違和感があったのを思い出した。
ごちゃごちゃ書いたが、もちろん氏に文句があるというのではない。それより何より『ENDING ENDLESS 音楽本雑録』を手に入れたかった……という無念の思いが強い。原稿用紙400枚強の分量ということで、どこか普通に本にしてくれないものか。