TechCrunch Disrupt の舞台上でサインするという派手な形で TechCrunch がAOL に買収されたのが公になった。
このニュースは基本的に肯定的にとらえられているが、マイケル・アーリントンと TechCrunch50 を主催しながらその後ケンカ別れしたジェイソン・カラカニスがマイケル・アーリントンのことをボロカスクソミソズタボロに言っているのは笑った。
ともかく、かつて TechCrunch でマイケル・アーリントンの下で働き、現在は ReadWriteWeb にいる Marshall Kirkpatrick がアーリントンから学んだことについて書いている。ざっと趙訳してみる。
- 優れたブロガーは常に臨戦態勢。TechCrunch で働いている頃のメールを見直すと、朝10時までに記事を書けなかったとか、金曜夜に仕事を止めることを謝罪するメールが多かった
- 一番乗りは重要だが、他に先を越されたらそれにリンクすることが重要。ブロゴスフィアはリンクの航跡であり、それによりステータスが築かれる
- 論議を巻き起こし、しかるべき人に挑戦するのは結構だが、しかるべき人には敬意を払うことも重要
- 文章はディテールが重要。不明確な言葉は避けるべし
- 企業の創業者のバックグラウンドは重要
- カンファレンスセッションは退屈で無意味。大抵会場で仕事したほうがよい
- ビッグな昇進のスクープも、誰かの凋落ほどの価値はない
マイケル・アーリントンの最近の仕事術については自身が Inc.com に寄稿していたが、いくらか肩の力が抜けたとはいえ、基本姿勢は Kirkpatrick が書いている当時と変わってないように見える。
これぐらいモーレツに働いたからこそ AOL に高値で売れるブログブランドができたのだろうね。