久しぶりに本屋で手にとったロキノンの表紙がクラッシュだった。『サンディニスタ!』がリリースされて30年経ったとのこと。
rockin'on (ロッキング・オン) 2010年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ロッキング・オン
- 発売日: 2010/11/01
- メディア: 雑誌
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ワタシにとってクラッシュは完全に追体験のバンドで、その中でも『サンディニスタ!』は特に接点の持ちにくいアルバムだった。文句なしのロックの名盤として扱われている前作『ロンドン・コーリング』や、「ロック・ザ・カスバ」のシングルヒットの擁する次作『コンバット・ロック』に比べると明らかにとっつきにくかった。
このアルバムの性格については、曽我部恵一が完璧な表現で言い当てている。
そうなんだよね。『ロンドン・コーリング』のように安心して身を任せることができず、聞き手を不安にさせるところがあるアルバムなんだね。
現在、輸入盤も国内盤も値段が変わらないので、未聴の人は訳詞や解説がついているであろう国内盤をお勧めする。
- アーティスト: The Clash
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2000/01/27
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- アーティスト: ザ・クラッシュ
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/11/23
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当然持ってるよ、という人にもお勧めしたいアルバムがある。
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Megaforce
- 発売日: 2007/05/15
- メディア: CD
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この The Sandinista Project については3年前に取り上げているが、Jimmy Guterman という編集者が実現したトリビュートアルバムのプロジェクトで、これが素晴らしい出来なのだ。
実はワタシはこのアルバムを聴いてはじめて『サンディニスタ!』の良さが分かったくらいである。
音楽業界の人間でもないのにこういうアルバムを実現した Jimmy Guterman の尋常でない熱意と、それに応えたバンドの原曲への真摯な愛が、「気難しい親友」の美点をワタシに教えてくれたのだ。