近頃は「ビッグデータ」がすっかりバズワード化しており、その影響が各分野に及んでいる。その一つがジャーナリズムの世界で、思えばティム・バーナーズ=リー卿が「データ解析こそがジャーナリストの未来」と言って一年以上経つのね。
しかし、固定観念があると「データジャーナリスト」と言われても、それは一体データで何をする人なんだろうとイメージが湧かないだろう。
ちょうど Strata 2012(瀧口範子さんが参加された感想を書いている)の開催にあわせ、O'Reilly Radar に掲載された「データジャーナリスト」へのインタビューがまとめられている。
インタビューを受けている「データジャーナリスト」たちは New York Times や Los Angeles Times といった新聞社や NPR といった放送局というよく知ったところに属しているが、その仕事は API architect であったり Daily Visualizer であったり Human Algorithm であったり、確かに旧来のジャーナリズムだけ考えていると想像もつかない職種である。
「データジャーナリスト」へのインタビューはこのエントリ公開後も続いているので、この分野に興味のある人は O'Reilly Radar を辿ってみるのがよいだろう。