ロンドンの超高層ビル「ザ・シャード」をはじめとする仕事で知られる構造エンジニアのロマ・アグラワルの新刊『Nuts and Bolts』を取り上げたのは一年近く前だが、その邦訳『ナットとボルト 世界を変えた7つの小さな発明』が来月のはじめに出る。
でも、待って。原書が刊行されたのは昨年11月なので、半年少しでの邦訳刊行ということになる。原書から邦訳が出るまで何年もかかる本ばかり見ていると、これはかなり早く感じる。
『世界を変えた建築構造の物語』(asin:4794226047)に続いて草思社から、訳者も前作と同じで、そのあたり著者と信頼関係があったのだろうか。そうなら素晴らしいことである。
そういえば草思社って、はてなにブログがあるんだよな。ワタシは「出版社のnote活用事例まとめ完全版」なんてのをまとめたことがあるが(4年近く前なんだな!)、そうした時流に逆らい、ユーザ層のタチの悪さで定評のあるはてなのサービスを利用するのも気骨のあらわれか。