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妻ゲイルのせいでフランク・ザッパの音楽的遺産が悲惨なことになっている?

お、ザッパのアルバムの再発か、いいねぇ、と気楽に記事を読み始めたら、とても残念な話が書き綴られていて一気に気分が暗転してしまった。以下、少し長めに引用する。

プレス・リリースでは、ザッパの妻ゲイル・ザッパがZappa Family Trust(ザッパの遺族が運営する遺産管理組織)の協力によって過去の作品がよみがえったと語っている。1993年にザッパのカタログを2000万ドルでRykoに売却したゲイルが、どうやって再び作品権利を手に入れたかは明らかにされていない。過去にザッパの音楽に関わったあらゆる人々を執拗に起訴し、カタログの大半を使用できないようにしてきたゲイル・ザッパに対して、多くのザッパ・ファンは強い嫌悪感を抱いている。ザッパの名前とトレードマークだったあごひげまで登録したゲイルは、それらを使用した人々を容赦なく訴えてきた。また、法的な根拠がないにも関わらず、ゲイルに直接使用料を支払わない限りはザッパの楽曲のライブ演奏やカバー・バージョンを一切許可しないと主張。彼女のこの一連の行動は、1993年に癌で他界する前のザッパが頻繁に他のアーティストの曲をライブでカバーしていたことや、バンドのメンバーに自分の死後もフランク・ザッパの音楽を演奏し続けていってほしいと伝えていた事実と矛盾している。

Hotwire Japan » UniversalがFrank Zappaの作品12タイトルをリイシュー

いやー、恥ずかしい話、まったく知らなかった。しかし、ザッパの息子もギタリストなはずで、ミュージシャンとして自分の母親を止めなかったのかな。

Amazon で検索したら、確かに新品として入手可能なザッパのアルバムがとても少ないことに気づく。今回再発されるからいいようなものの、引用の通りなら遺族がアレなせいで芸術的遺産が損なわれる実例がまたひとつ……

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