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山形浩生の最近の訳書ラインナップを見て思うこと

山形浩生が手がけた訳書を刊行順に並べてみる(2011年以降)。

今年も毎月とは言わないがそれに近いペースで訳書が出ているのに驚くが、こうしてみるとケインズ『一般理論』本2冊をはじめ経済学についての本が多い。昨年後半から特にそうで、書名にズバリ「経済学」とつくものも多い。

前からそんなものじゃないと言われるかもしれないが、ワタシのように技術者として飯を食っている人間からすると、かつてのエリック・レイモンドやローレンス・レッシグの紹介にあたる仕事も期待してしまうのである。

ぶっちゃけると、もっとヘンな本も訳してほしいのだが、逆に言えば、そうした方面で山形浩生の興味をそそる本が最近ないのかもしれないし、もっと単純にそうした方面への興味がもう薄れているのかもしれない。だとすると少し寂しい気もするが、いつまでも山形浩生に狂犬の勢いを期待してもいけないのだろう。

今月ポール・クルーグマンの新刊『さっさと不況を終わらせろ』が出るが、タイトルからして広い読者層にアピールするものだし、これは売れるのではないか。

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