ちょっと調べものをしていて、面白そうな新刊情報を知る。「バーチャルリアリティの父」として知られるジャロン・ラニアーの新刊である。
Dawn of the New Everything: Encounters With Reality and Virtual Reality
- 作者: Jaron Lanier
- 出版社/メーカー: Henry Holt & Co
- 発売日: 2017/11/21
- メディア: ハードカバー
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ジャロン・ラニアーというと上に書いたように「バーチャルリアリティの父」と言われるわけだが、近年は『人間はガジェットではない』(asin:4153200166)とか、ワタシも WirelessWire 連載1回目の「インターネットによる中流階級の破壊をマイクロペイメントが救うか」で取り上げた(が、邦訳は出なかった)『Who Owns the Future?』(asin:1451654979)といった、インターネット批判本(とまとめると怒られそうだが)の方向の本ばかりだった。
しかし、新刊のタイトルを見ると、これは何度目かのブームを迎えているバーチャルリアリティを正面から扱った本だろう。
遂にご本尊登場である……のだが、この本、刊行予定は2017年9月なんだよな。一年以上先じゃないか……フレッド・ウィルソンが予測するように今年「初期段階ではガッカリな結果」になり、これが出る頃に微妙な感じになってないといいのだが。