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ロマ・アグラワルの新著『ナットとボルト:世界を大きく変えた7つの小さな発明』が面白そうだ

少し前に Talks at Google で、『世界を変えた建築構造の物語』(asin:4794226047)が昨年日本でも出たロマ・アグラワルが講演(というかインタビュー)をしている。

要は新刊の宣伝なのだが、Nuts and Bolts が今年の秋に刊行される。

書名になっている「Nuts and Bolts」には、基本、土台、根本部分といった意味があり、もちろん本書の題名もそれを指しているだろうが、この講演を見ると、文字通り、ナットとボルトを指してもいるのが分かる。

ロマ・アグラワル(公式サイト)は、ロンドンにある超高層ビル「ザ・シャード」をはじめ、数々の重要建造物の構造設計に関わったエンジニアだが、コロナ禍の時期に視点が必然的に、大きな建造物よりももっと小さな部分に目がいくようになり、この本を書いたようだ。

副題の「世界を大きく変えた7つの小さな発明」と聞くとそれが何か興味がわくだろう。別にそれをここに書いてもネタバレとかいう話でもないだろうから書いてしまうが、釘、車輪、ばね、レンズ、磁石、ひも、ポンプである。

これらそれぞれについて著者はストーリーを書いており、例えば、車輪については「車輪の再発明」という言い回しがあるが、なんで車輪は再発明されるのか? という話を書いているようだ。

こういう技術の歴史話はいかにも面白い読み物になってそうな予感がビンビンするので、この新著もぜひ邦訳が出てほしいところである。

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