ありがたいことに、年末になって2冊本をご恵贈いただいた。後述する理由ですぐに感想を書ける本ではないので、ひとまず紹介させてもらう。
まずは、訳者の服部桂さんからご恵贈いただいたジョン・マルコフ『ホールアースの革命家 スチュアート・ブランドの数奇な人生』。
言うまでもなく、およそ一年前に「風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生」で原書を取り上げていた関係である。
Kindle 版の原書を読んで WirelessWire 原稿を書いたので、この邦訳を手にしたときは思わず、「分厚いな……」とつぶやいてしまった。
そして、これも訳者の高須正和さんからご恵贈いただいたマーガレット・オメーラ『The CODE シリコンバレー全史 20世紀のフロンティアとアメリカの再興』。
実はワタシはこの本と少しだけ縁があり、やはり WirelessWire 連載で書いた「「テクノ楽観主義者宣言」にみる先鋭化するテック大富豪のイキり、そしてテック業界の潮目の変化」におけるデヴィッド・カープの文章の引用において、「シリコンバレーは、宇宙開発競争の時代に公的資金によって築かれた!」というフレーズのリンク先が、これの原書なのである。
しかし、封筒から本を取り出し、『ホールアースの革命家』より更に分厚いのに驚いた。これはすごい……。
時間はかかりそうだが、せっかくなので年末年始に読ませてもらいましょう。ありがとうございました。